ず~っと暖めていたネタに挑戦
テント泊では翌朝6時頃までぐっすりと寝ました。天気予報では雨が降ると言っていたのですが、雨は降りませんでした。散らかしっぱはしで寝てしまったので、起きると朝ごはんに食べようと思っていたパンが無くなっていました。カラスの仕業かしら?仕方がないのでお湯を沸かしてスープを作り、非常用のカロリーメイトで朝ごはんとしました。
朝ごはんを食べていたら、島内放送で今日の出港は岡田港ですとアナウンスが流れました。乗船までの今日の計画をあれこれ悩みます。天気予報の雨雲レーダーを見ると、島の北だけ雲が掛かっており、あと2時間は高い確率で雨が降っている模様です。まだ通っていない島の東側の道をツーリングしながら泉津港か岡田港で釣りとも考えたのですが、アップダウンの大きい山道を雨の中走るのは楽しくありません。結局、慌てて移動するのはやめ、朝まずめも見送って、2時間ほどキャンプ場でのんびり過ごしてから撤収しました。
いや~良かった
既に二往復している(笑)一周道路を西側ルートで北上し、途中の野増港へ立ち寄ります。やっぱり一回もアタリ無しで帰るのはね…と、ここで最後の悪あがきをします。
ルアー用のライトタックルを取り出し、昨日買ったカサゴ用ジグヘッド&グラブを結んで、テトラポッドの隙間に落とします。底に付いたらチョンチョンと誘って、カサゴはおらんかえ~と様子を伺います。
反応が無ければすぐに場所を変えて、また落とし込む。これを30分程やってみましたが、やっぱり魚からの返事はサッパリありませんでした(泣)。
今回は魚が釣れない、アタリも無い感じだな…と早々に見切って、御神火温泉に行って汗を流すことにしました。
また来たぜ!御神火温泉!
お風呂に入ってサッパリして、のんびり一服してから、岡田港へ向かいます。若干早めに着いたら受託手荷物受付が開始前だったので、待合所の中にあるイズシチ丸食堂で、先にお昼ごはんを食べることにします。
選んだメニューはべっこう丼でした。やはり伊豆大島っぽいものでシメたいじゃないですか(笑)。
食べている途中に受託手荷物の受付開始アナウンスが流れました。食べ終わってから受付に行くと、気のよさそうなお兄さんが建物の前に荷物を載せたバイクが停まってたから、コレかな?って思ってました~と対応してくれました。
料金を払って荷札を受け取ると、バイクに乗って埠頭奥のコンテナ置き場へ移動します。ここでバイクから荷物を下ろし、バイクと下ろした荷物も合わせてコンテナの中へ収まりました。
ザック一つの軽装になったところで乗船までには時間がある…ということで、埠頭をテクテク歩いて乗船ターミナルへ戻ります。
ターミナル正面にある土産屋の店先に、竿ケースとクーラーを持った女性二人組がいらっしゃったので、釣れましたか?と声を掛けると、ブタイとかいろいろ釣れましたとのこと。どうやらやっぱり腕の問題だなぁ。
大島牛乳アイスを頂きました
乗船までもうちょっとというタイミングで漸く?雨が降り出しました。旅程の間、どこかで雨が降る天気予報が続いていたものの、これまで雨に遭っていませんでしたので、降る降る詐欺だなぁなんて思っていたのですが。
とうとう降られてしまいました
ザックの中に折り畳み傘を入れていたので何も問題無かったのですが、まさかこんなタイミングで出番が来るとはね…、と傘を差しながらさるびあ丸に乗船しました。
早々に二等和室の自分の場所へ向かい、ゴロリと横になったら、あっという間に寝てしまいました。目が覚めてお手洗いに行った際に外を見ると、雨の降る中、ゲートブリッジの横を通っています。もうすぐ到着じゃん(苦笑)。
程なく竹芝桟橋に到着しました。下船して受託手荷物の受付へ向かうと、既にバイクはコンテナから出されて停めてありました。係員の方に同梱していた荷物もありますと伝えて引き渡しが完了したら、再度、積載作業に取り掛かります。これが手間っちゃあ手間ですよね。フェリーだったら荷物を載せたまま乗せられるんでしょうから。
荷物の積載が完了したところで外を見ると、やはり弱い雨が降っているので雨対策をします。
サイドバッグにはレインカバーが付属しているので初めて使ってみました。どしゃ降りでは厳しいかもしれませんが弱い雨なら十分防いでくれました。
バイク用のカッパのズボンは購入後初めて使いました。安いものでしたがマジックテープで足首がかなり広がります。ブーツを履いたまま脱ぎ履きすることを想定しているのでしょうね。こういう配慮がさすが専用品です。
足元は、主に釣りで使っている折り畳み長靴(日本野鳥の会)を履いたらバッチリでした。ロータリー式チェンジペダルは、足の甲部分が薄い普通の長靴が使えるのがいいですね。
カッパの上着も釣りで長く使っているゴアテックスのもので、表面で水滴が転がるような撥水効果はないけど、蒸れることなく、特に問題はありませんでした。
雨天時バイク用グローブを持ってないので、釣り用のメッシュグローブ(フィッシャーマン)で代用、というか、濡れてもいいヤツがコレだけだった(笑)と。このバイクにはグリップカバーがあったので直接雨が当たらなかったので問題ありませんでした。夏のバイク用グローブとして代用してもいいかもねぇ?
帰り道は雨足が強まることもなかったのが助かりました。途中で晩ごはんを食べるにもカッパを脱ぐのが面倒だし…とスッタカ走って無事帰宅しました。
一週間借りたクロスカブCC110の返却期限は30日(日)朝10時です。ところが台風24号が接近中で、どう考えても風雨が強まる予報です。よって本格的に雨が降り出す前の29日(土)朝10時に返却することにしました。
空はどんよりと曇って、いつ降り出してもおかしくない様子です。カッパの上下を着て、マルチレインザックを背負って出発します。
道中は一瞬パラッと降られた程度で済み、ヤスカリの近くのガソリンスタンドで給油して、無事返却しました。ヘルメットを持ってバスに乗り、王子駅まで戻ってきました。駅前でお昼ごはんを食べて、電車に乗って帰ってきました。この行程なら特に苦になるところは無いので、今後も使いたいと思えます。
原付ツーリングの行先として伊豆大島はとても魅力的な島ですね。今回行けなかった島の東側の道は、観光としては見どころの少ない山道と聞きますが、ツーリングとしては走る魅力があるかもしれません。
魚はまるで釣れませんでした。アテもなくフラッと行って釣れるほど甘くない、というか、釣り時間が短過ぎでした。あちこち回って調査しているうちに、すっかりツーリング気分になってしまいました。釣りたいなら対象魚と釣り場を絞って集中し、相応の時間を割かないとダメでしょう。虻蜂取らずになったのが反省点でしょうか。
今回借りたクロスカブCC110は2015年式(JA10)でした。2018年2月には新しいモデル(JA45)が発売されているので、先代モデルとなってしまいました。
良かった点は何より燃費です。この旅の走行距離は記録しなかったので、燃費計算はできませんでしたが、給油を島と返却前の2回して計500円くらいじゃないかしら?そして容易に習得できるロータリー式チェンジペダルと積載が広がる荷台の存在が魅力でしょうか。
一つ気になったのが意外と足付きが良くないことです。座面が高いというよりシート幅が広いような気がします。僕の身長約170cmでは問題ありませんでしたが、背の低い女性などはちょっと不安に感じる人も居るかも知れません。
島の東側の道を走ること、時間配分を考えて移動と釣りをバランスよく組み合わせることと課題に、再び伊豆大島原付釣ーリングのリベンジマッチを挑んでもいいなぁ、と思うくらい楽しかったです。
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