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伊豆大島へ原付釣ーリング

ず~っと暖めていたネタに挑戦

2018-09-23~25

その2 いざ伊豆大島へ

 目が覚めたところで、ざっと顔を洗って下船の準備をします。まだ夜が明けきらぬうちに伊豆大島の岡田港へ上陸しました。降りてみると目の前にドアの開け放たれたコンテナが置いてあり、無事クロスカブとご対面です。

やってきました
上陸しました

 再び荷物を積み直します。その間、どんどん明るくなってきて、他のお客さんはさっさと居なくなってしまいました。

さぁ出発
積載完了!

 まずは荷物を降ろしてベースキャンプを設営したいので、島南部にあるトウシキキャンプ場を目指して走り出します。
 早朝の伊豆大島は道路を独り占めと言えるほど他の車がいないので、のんびり景色を楽しみながらトコトコと走ります。一周道路の制限速度は40km。島の景色を眺めながら走るにはちょうど良い速度、むしろ30kmでも良いくらいです。

記念撮影
トウシキキャンプ場の入り口にて

 トウシキキャンプ場に着いてみたら、たくさんのテントが並んでいました。考えてみればみんな今日の船で帰るわけだから、出発の時間までは空かないのか…。
 公園内のベンチで竹芝で買っておいた朝ゴハンを食べながら、テントサイトが空くまで観光、と決めました。お腹が膨れたところで走り出し、まずは波浮港桟橋へ行って釣りポイントの確認をします。すると台船が作業中でした。あまり邪魔にならないようにしないとね。

 様子を見ただけで走り出し、波浮港の港内へ入っていくと、のんびりとした雰囲気が漂っていました。外海から港内へ魚が入って来ないと難しいかな…?と感じて、次へ。波浮港の見晴台へやってきました。

うむ。絶景である
波浮港の見晴台です

 続いて筆島にやってきました。

遠くに見える変な岩です
筆島です

 どうしてこんな形になっちゃったんでしょうね?

ツーリングっぽいなぁ
記念撮影

 バイクで観光名所を巡る、いかにもツーリングっぽい展開(いや、それはそれでいいんだけど)になってきちゃったので、来た道を戻って、差木地港へ行ってみます。釣りの情報を収集しないとね(笑)。

うむ。良い感じ
差木地港です

丸見え!
水が綺麗!

 さすがに伊豆大島。水が透き通るほど綺麗で、底が丸見えです。
 釣りをしている人が居たので話し掛けてみるとメジナを狙ってますが、釣れませんねとのことでした。この港は外から魚が入って来易いんじゃないかな?いい感じです。

 来る途中で通ってきたバウムクーヘンと呼ばれる地層大切断面をもう一度ゆっくり見てみたい、と北上します。

うへ~
地層大切断面です

花の名前は後から教えて貰いました(笑)
ハイビスカスが咲いていました

 反対側の海を見ると利島がぽっかりと浮かんでいて、なかなかの快走路でした。もちろん距離はそんなにないので、30~40kmくらいでのんびり流すのがピッタリです。

 やはり釣り情報は現地の釣具店に…ということで、元町にある丸市釣漁具店へ行ってみました。ここではおばちゃんがテレビを見ながら店番をしていたので、情報収集は断念。カサゴ用のジグヘッドとワームがセットになった商品Pocket in カサゴを買って、ボウズ逃れ対策とします(笑)。

 ここへ来て、ぐんぐんと気温が上がって暑いくらいになってきました。町営牧場のぶらっとハウスに大島牛乳を使ったソフトクリームがある、との事前情報から、これを食さねばなるまい、とさらに北へ向かいます。
 島の北西岸の道がサンセットパームラインと呼ばれ、絶景が続くそうですが、よく分からなかったので内陸側の道のみ走ってしまいました。所々で海側に出ないと絶景が見れないみたいでした。でも交通量が少なくて、のんびり走れて良かったですけどね。

やってきました
ぶらっとハウスです

 観光のお客さんが多くて、少し順番待ちをしました。良い気候だったから皆さんソフトクリームを食べたかったのかな?機械がフル稼働だったらしく、出来上がりのソフトクリームは結構緩めでした(笑)。

とろける~
いただきま~す

 美味しく頂いたところでそろそろキャンプ場に戻ります。汗をかいてしまったので、元町港の北隣にある御神火(ごじんか)温泉へ寄って、お風呂に入ってサッパリします。

やっぱコレでしょ
御神火温泉です

 お風呂からあがったらお昼過ぎになっていましたので、ここの食堂でお昼ご飯を頂きます。

ごちそうさまでした
ピリ辛うま煮丼を頂きました

 再び島の西岸を南に走ってトウシキキャンプ場に戻ってきました。さすがに日曜日の午後とあって、広いキャンプ場にテントは2つしか見当たりません。サイトをどこにするか選び放題です。
 これなら他のお客さんに迷惑が掛かることもあるまい…と、東屋の下をキャンプ地としました。何と言っても今夜は雨の予報なので。

贅沢
ここをキャンプ地とする(笑)

特等席です
中央のベンチ?を独り占め

 設営が完了したところで買い出しに向かいます。荷物を降ろして身軽になったクロスカブに折り畳みコンテナを組み立てて荷台に乗せたら、お買い物バイクに早変わりです(笑)。ところがここで、保冷バッグを忘れたことに気が付きました。しまった~。

 クダッチのあたりに商店があったよな…と最初に見つけた、さわだ商店に入ると、その先の沖山商店で食料品を売っているよと教わり、焼肉パック、おでんパック、翌朝用のパンを購入します。お店のご主人とお話しすると、この先のマルエーマートでお酒を売っているよと教わりました。
 3軒めにしてお酒にありついたのですが、呑んでしまうとバイクに乗って釣りに行けない!ということに気が付きました。レジのおばさんに閉店時間を訊ねると19時ですよとの返事だったので、夕まずめの後にもう一度、ここに来ることにして、キャンプ場へ戻りました。

 テントサイトに戻ってきて食料品を降ろしたら、釣り支度を整えます。まずはトウシキキャンプ場下の遊泳場に行ってみました。

***
遊泳場の入口です

 遊泳場は岩がゴロゴロしていて、ルアーを投げて巻いてくるコースが限られました。ここは釣りには向かないなぁ…と早々に見切ります。
 続いてトウシキの鼻へ向かうと、地磯だけあって道路からの入口が分かりません。夕方薄暗くなったら足元が危険だな、と断念し、波浮港の桟橋へ行きました。

 波浮港の桟橋には他にも釣り人がいたので、邪魔にならないよう右側の高いところから、メタルジグをブン投げることにしました。

お!
カップルが釣りしていて、アカヤガラを釣っていました。

 泳がせ釣りをしていたおじさんにはハタが釣れて、カップルはアカヤガラを釣っていました。僕はショゴ(カンパチの幼魚)が釣れるとサイコー!と目論んでいたのですが、残念ながらアタリすらありませんでした(泣)。

 18時半、辺りが暗くなってしまう直前に釣りを切り上げ、19時直前にマルエースーパーに飛び込みます。ここまでに釣れれば祝杯で間違いないのですがアタリもありませんでした。
 晩ゴハンの後にリベンジマッチを挑むなら、お酒は飲めない…どうしよう?と悩んだ結果、ノンアルコールのビールと酎ハイにしました。

これにしました
残念無念のノンアル飲料

 テントサイトに戻ってきて晩ゴハンにします。B-6君を組み立てて、火を付けたら一人焼肉の開催です。

こういうの便利です
パック焼肉~

祭りだ~
旨い~

 じゅうじゅう焼きながらノンアルコールのビールで乾杯。釣れなかった割にはノンアルコールが旨いです。最近のノンアル飲料はよくできてるな…と感心します。
 焼肉がそろそろなくなるな…という頃、コッフェルにおでんを入れてバーナーで温めます。B-6君に乗せて仕上げると時間が掛かるかな?と思っていたら、早々に沸騰してきました。ヤシの実合成炭のエコココロゴスの火力、侮りがたし。

これも便利
パックのおでんです

絶対旨いヤツ
野外でおでんはキャンプの浪漫?

 簡単手抜き料理ですが、充分美味しく頂きました。お腹が膨れたらおつまみタイムです。

頂きものですが旨かった
お土産でもらったソーセージ。旨かった。

 最後はキャンプ飯のメルヘン、焼きマシュマロです。長野でのキャンプでうっかり忘れてできなかったから、島でカタキをとりました(笑)

長野でできなかったので
焼きマシュマロ~

 ご飯をたいらげた22時頃、もう寝てしまうか、再び釣りに行くか悩みました。やっぱりもうちょっと釣りしたいよね?とバイクに道具を積んで出発しました。向かった先は差木地漁港です。

いざ!
真夜中の決戦!

 真っ暗な漁港にバイクを停めて、準備を始め、もうひとつの本命としていたフライフィッシングで挑みます。

出番です
アヤしい夜遊びの道具です

ROD: FREQUENT FLYER 905-7(ORVIS)
REEL: Battenkill Disk #5-6(ORVIS)
RUNNING LINE: Powerflex Cone ShootingLine .024 Int(RIO)
SHOOTING HEAD: Uniform Sink ST-7S type2(SA)
LEADER: PERFECTION 1X 9ft
TIPPET: Fluoro Carbon 1号 2ft

 港内にアジが入ってきたりしないかな…とアジカブラを結んで投げてみます。風向きによっては随分飛んでいくようです。対岸の磯でヘッドランプがチラチラ揺れています。なんだろ?密漁かしら?
 角度、水深を変えて探りながら深夜0時まで頑張ってみたのですが、アタリさえ出ませんでした。肩を落としてテントサイトに帰ってきて就寝しました。

その3へ続く

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