トップ創作日誌

カワハギ竿をデッチあげよう

折れたシーバスロッドを使って再生!

2006-2-6

その3 計画と部品調達

 今回のカワハギ竿をどのような作りにするかを検討します。それに応じて購入する部品も異なってきます。

 竿の本体部分は解体したブランクを使うことだけは決まっています。全長は約110cm。これにソリッドグラスの穂先を繋ごうと思います。セミクジラのヒゲなんて高級品はとても扱えませんしね。
 まずは会社近くのキャスティング・キッカー日本橋店へ行ってみました。ここは店の奥の方に海用の自作パーツなどを品揃えしていますので、ソリッドグラスの穂先を物色してみました。
 店員さんに錘負荷25~30号くらいでカワハギ竿を作りたいんですが、どれがいいですかね?と相談すると実際に背負わせてみますか?と言ってくれてセロテープと糸で30号の錘をブラ下げてくれました。しかしカワハギ竿を持ってないので、こんなもんでいいのかどうかも分からない…。
 長さと調子を考えて店員さんと相談しながら決めたのは、全長60cm、先端直径1.2mm、根元直径8mmのものでした。620円ナリ。安いな~。
 調子はというと結構先の方から曲がります。10cmは差し込みの加工のための部分として、穂先の仕上がり時の長さは50cmを見込んでおきます。

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30号の錘をぶら下げました。穂先の見えている部分で30cmくらいです。

 この店に置いてあった和竿のキット物を見てみると、180cmの竿の場合、やはり穂先部分は40~50cmのものが多いです。110cmに50cmを繋ぐと160cmとなります。160cmでも釣りにならないことはないでしょうが、市販品をみると180~210cmが中心ですし、大型の船で釣ることを考えるとやっぱり180cmは欲しいかな?と思うので、カーボンパイプを使って20cm程度は延長することにします。
 そこで同じく日本橋のサバロへ行き、ジャストエースから発売されている長さ40cm、肉厚1mm、外径15mmの黒いカーボンパイプを購入しました。

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カーボンパイプです。

 ブランクの約20cm程度をカーボンパイプに差し込んで接着すると考えると50+110-20+40=180cmの全長になります。しかし継ぎ目のないワンピースの竿で全長が180cmもあるのでは扱いに不自由しそうです。東京湾の船宿には駐車場の設備に苦慮しているところが多いですから電車釣行も充分あり得る話です。どうにか2本継ぎにしたいと思っています。

 ブランク及びカーボンパイプは塗装します。ブランクの塗装を落としただけではキズが付いているかも知れませんし、他の人が使っていないような色で遊んでみたい、というのが本音です。
 穂先はソリッドグラスの乳白色のままにして、穂先に出るアタリを分かり易くとらえることをもくろんでみます。

 ハンドル部分はいろいろ見て考えたのですが、FujiのプレートシートNS-6とパーミングトリガーFK5-PSIを使うことにして、神田駅前のつり具の櫻井で購入しました。

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これがFujiの船釣り用パーミングサポートシステム

 このセットは外径20mmのハンドル部分に縛り付ける設計になっていますので、外径15mmのカーボンパイプでは細すぎます。何かしらの方法でハンドル部分の直径を太くしなければ使いづらいものになってしまいます。
 そこで家の近所のホームセンターで中心に16mmの穴が開いている全長20cmのブナの木の円柱を買ってきました。この中心にカーボンパイプを通してハンドル部分とします。しかし外径が30mmもあり、このままでは太すぎるので削って細くしなければなりません。う~む。268円と安かったのはいいのですが、結構手間が掛かります。

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ブナの円柱

 ハンドル部分が全長20cmのブナの木を使ったものになりますので、リールシートから竿尻にかけては昨今流行のセパレートハンドルにします。肘当ては市販の木製品を買う予定です。

 ガイドはFujiのカワハギ竿用にします。この点は感度に直結するので機能優先で考えます。ガイドスレッドは巻く段になって最終的に決めますが、穂先は明るい色の赤やオレンジなどが良さそうです。

その4へ続く

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