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木戸川シロサケ釣行記

福島でサケが釣れるなんて、これは行かねば!

2003-10-20

その2

 冷静になって他の釣っている人の動きを観察してみると、僕と決定的に違うのは、結構強めに大きくラインをストリップ(手繰る)していることでした。
 『ははぁ~ん。サケがエサを食うわけじゃないから、目の前をピュッと通して反射で食わせるんだな。』と早速真似っ子します。

 チェーンアイを付けた紫のラビットファーマツーカ#4をサケの目の前に通るように投げて、強めに大きくストリップします。するとガツッと根掛ったような感触が来ました。同時に合わせると、バシャバシャとサケが暴れる!しかしアッという間にバレてしまいました。

 どうやらかなり強く合わせないとバレてしまうようです。気を取りなおして川面を睨み付けると、いたいた。あのサケにしよう。狙いを付けてもう一度挑戦します。

 サケは黄色のフライラインを見ると逃げていくので、リーダー部分のみ視野に入るように気を付けて、サケの上流やや向こうに投げます。ちょいと沈めたマツーカが目の前を通るようにストリップを3回入れたところでガツッ!かなり強めに合わせるとサケがバシャバシャっと身悶えしてます。

 ファイトに入るとサケは勢い良く走り出します。慌ててリールのブレーキを目一杯まで締めても止まる気配はありません。リールの縁を抑えてブレーキを掛けるとフライライン+バッキング20yd程出された所でなんとか止まりました。ここからリフティングを試みるけど#8のロッドでは全然プレッシャーが掛かっていない様子です。

 とにかく寄せては走られの繰り返しです。何度岸際に寄せたか分からなくなってきた時、ようやく抵抗が少なくなってきました。川岸で見ていた監視員の方が「鰓に指を入れちゃいな。」とアドバイスしてくれたので、右手で尾鰭の付け根を握り、左手の指を鰓に突っ込んでランディング。暴れることなく岸にあげました。

やった!
生まれて初めて釣ったシロサケ
なんとか釣り方を探り当てたのが嬉しかったです。

 監視員の方に全長と重量を測ってもらうとオスの80cm、5.5kgでした。背中に付けた調査参加証の番号と時間とを併せて記録をとってました。午前9時30分でした。

牙みたいになってる。ハリを外す時は要注意。
顔のアップで。写真では良く分からないけどオスの歯が凄いです。

 とにかく1本あげた感想は「すげぇ引き」でした。腕が少し痺れていたのを覚えてます。どんな魚でも初めてってのは感動しますね。

2本目からは撮らないけど
監視員のおっちゃんに撮って貰いました。
初物は嬉しいから何枚でも撮っちゃう。

その3へ続く

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