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木戸川シロサケ釣行記

福島でサケが釣れるなんて、これは行かねば!

2003-10-20

その3

 一匹釣った後、監視員の方や地元の方、観光らしい中年夫婦など結構ギャラリーが来るので、一服やりながらのんびり長話をしたりして、結局午前中(11時30分迄)は同じ場所で釣り続けました。
 2本フッキングミスの後、小さいオスの60cm、3kgのヤツが午前10時30分にヒットしました。他は背中と尾鰭にスレたのが1本づつありましたが、ともに手元でバラしてしまいました。

 11時30分からは地元の方が用意してくれたお弁当を頂きました。ボリュームがあって、特に地元のおばあちゃん特製のあったかいお味噌汁は大変おいしかったです。この日はすごくいい天気で暖かかったのですが、寒い日なんかはとても嬉しい一品でしょうね。

 13時まで飲み物を買いに行ったりして食休みをして、のんびりと釣りを再開したのですが、午前中に入っていたポイントには他の人が既に入っていたので、上流の方へ移動することにしました。
 このあたりは右岸側はとても浅くてくるぶしくらいまでの深さが左岸までの半分以上続きます。左岸よりに流れの本流があって、先程のポイントより若干流れがあります。しかし浅いところでもサケがバシャバシャやっており、魚の数は却って多いんじゃないか、というくらいです。

 浅場でバシャバシャやったりスイスイ泳ぐ魚は、フライを見向きもしないか足が速くてとても釣れないので、こういうのは無視します。流れの本筋あるいは脇で定位するサケがフライに反応するようです。
 ライズフォームというかきれいに頭から水面に出て尻尾を出して潜るやつがいれば、ボーンフィッシュのように尻尾だけ出てるやつもいます。こういうのがいいようです。しかしやっぱり偏光グラスがあった方が良かったですね。よりサイトフィッシングが楽しかったのに。忘れてしまったのはとても残念です。

 流芯脇にずっと潜って定位している大きいやつを発見しました。距離を合わせて慎重にキャストし、目の前をマツーカで横切ってやると、フイッと顔を向けて追って来たのが見えました。改めてキャストしてちょいと沈めてストリップを鋭く2回掛けたところでガツッ!と来ました。いやぁ~サイトフィッシングの醍醐味満点ですね

 こいつもズンズン走って行きます。目視でデカイと確認してはいるものの一匹目に匹敵するかなという走り。でも意外と早めに寄ってきました。岸際に向けて誘導すると浅瀬に気付いて逆戻り、というのが少なかった気がします。
 無事ランディングして計測すると、オスの90cm、6.2kgという大物でした。川に遡って時間が経っていたのでしょうか?僕が馴れただけかも知れませんが、引きは1匹目と同等かやや落ちるくらいのような気がしました。

よく撮った
ファイト中に足元に寄ってきたところを撮りました。
よくバレなかったよな~、と自分でも感心してます。

 この1本で『ここはイージーに釣れ過ぎちゃうかも?車に戻って#9-10の竿を持って午前のポイントに戻ろう』と思って、下流に向かって歩き出したのですが、更に人が入ってますます釣りづらくなっていました。
 『まぁいいか。のんびりここでやるとするか。』調査は14時までなので場所待ちするのも勿体ないと移動はやめにしました。

 結局、警備のお兄ちゃんと話をしたりながらのんびりと13時45分までオス75cmと判別不能70cmを釣りました。どちらも狙いを定めてキャストを始めたら5分とかけずに掛けることができました。取り込むまでの時間の方がよっぽど長いです。
 今日の魚の状態にピッタリな釣り方に辿り着いた満足感に浸ることができたので、キリ良く5本、時間も頃合、と釣りを終えることにしました。

その4へ続く

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