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ffmedia菅沼釣行会に
参加しました

出会い系サイトはクセになります

2008-07-13

 ffmediaにて開催されました菅沼釣行会に参加してきました。一昨年の釣行会昨年の解禁釣行会に続いて3回目となります。

 7時に集合だったのですが、前夜ほとんど寝てなかったため、途中眠くなって佐野SAで15分だけ仮眠しました。さらに眠眠打破というカフェイン入りドリンクを充填すると、眠気がスッキリ飛んでしまいました。普段飲まないので、いざという時に効いてくれるのが有難いですね。それでも中善寺湖畔で遅い車に前を遮られ、20分ほどの遅刻になってしまいました。

 菅沼キャンプ場へ着くと、ffmediaメンバーの方々とご挨拶です。最初に打ち合わせ、受付をしてから道具をボート乗り場へ運びます。

Yahoo!地図から作成しました
菅沼の地図(クリックすると拡大します)

 菅沼の3つのくびれはそれぞれ清水沼・弁天沼・北岐沼と呼ばれます。北岐沼は禁漁ですので、釣りができるのは清水沼と弁天沼だけです。
 清水沼にあるキャンプ場のボート乗り場に辿り付くと、既に皆さんは湖上に浮かんでいます。どうやらボート乗り場の沖にアンカーを降ろしてBSや引っ張りの釣りをやっているようです。
 僕はというと久し振りに使うラインのクリーニングをするなど、のんびり準備をして最後に出船していきます。ちょうど9時くらいになっていたでしょうか。

国道側の岸際を流していきます
さぁ出船。良い天気です。


ボート乗り場が後ろに見えます

 最初は道路側の岸沿いに船を進めていきます。風向きがちょうど弁天沼から清水沼のボート乗り場へ向かって吹く向かい風です。湖では風上から湖流が流れるので、魚は風上に頭を向けていることが多い(例外多し)です。

右から出船しました
当日の風向き

 この風向きなら魚の後ろ側から接近することになります。ボートの上に立ち、岸沿いをウロウロしている魚を目視で探していきます。そうやって見つけた魚に向けてドライフライを投げて食わせるサイトフィッシングをやります。名付けて出会い系サイトフィッシング(笑)です。

サイトフィッシング

 魚の姿を探してからフライやルアーを投げる釣り方をサイトフィッシング:Sight Fishingといいます。一方で魚の姿が見えないうちにフライを投げる釣り方はブラインド:Blindといいます。
 出会い系サイトというのは、実は釣りビジョンSUGOIアワーという番組で使われていた言葉で、何だかヤケに気に入ってしまったのでした。

本日の道具 ドライフライ用

本日の道具 BS用


 開始早々に60cmはあろうかという魚を発見しました。ラインのクリーニングの効果もあって、ばっちり魚の泳いでいく先にフォームカメムシをキャストできたのですが、5cm手前まで近づいたのにプイと顔を背けて泳ぎ去っていきました。なに~!コイツめ~!

 どうやらフライが合ってないようだ、とロイヤルウルフに替えます。さっきのような大きいヤツじゃないけど…と目の前を泳ぐマスにキャストするといきなりパクッと食ってきました。ばっちりフッキングも決まって暴れるマスをいなして無事キャッチできました。やった~。

全てうまくいきました
初物をゲット!(9:18)

アピールしそうなフライを選んでみました
バッチリ合ってた?ロイヤルウルフ

 清水沼の道路沿いの岸際を流しながら、何度か魚を見つけましたが、足が速くて投げられなかったり、フライを見破られたり、見向きもされなかったり。なかなかバッチリ釣り上げることができません。
 いよいよ清水沼と弁天沼を繋ぐ水路を越え、弁天沼の岸際を魚を探して進みます。弁天沼に入ると最初は小魚の群ればかりでドライフライのサイトフィッシングには厳しいかな?と思っていましたが、ちょうど真ん中あたりまでくると、ぼんやり浮かんでいる魚を発見しました。
 この時とばかりにロイヤルウルフを投げると、慌てて魚が寄ってきて、躊躇無くパクッと食ってくれました。よっしゃ!

40cm近いヤツでした
よっしゃ~2本め獲ったど~!

 弁天沼の最奥、北岐沼との水路の前には野沢さんともうお一人(お地蔵さま?)がBSで釣りをしていました。どうでした?と聞かれたので、サイトフィッシングやってます。ウロウロしている魚を探しているので出会い系サイトですと返事をしていました。すみません野沢さん。ド阿呆なヤツで。

 奥まで来たので清水沼の方へ帰っていきます。今度は風にボートが流される形になります。操船はラクなのですが、魚は頭を風上に向けている(ことが多い)ため、釣り人の姿を発見されやすくなります。遠い距離から先に魚を発見して、一発で仕留めないとたちまち逃げられてしまいます。

 結局弁天沼での追釣はならず、清水沼まで戻ってきたら、伊東さんが岸沿いにアンカーを打っていました。ここでも出会い系サイトやってますとド阿呆なコトを言ってから、少し迂回して風下に回ると魚の姿を発見しました。
 これは…!ごめんなさい伊東さんと心をオニにしてフライを投げると、これまた一発でパクッ!と食ってくれました。

 伊東さんはやりましたね。その辺りに潮目ができていて、さっきからライズしていたんですよとおっしゃいます。この魚はおそらく風上の伊東さんの方へ向かって泳いでいく途中だったのでしょう。僕がいなければ伊東さんの射程内に入ってきたはずです。それが分かっていたからこそ、心をオニにして(笑)先にフライを投げてしまった次第です。

 さてその後はボート乗り場の砂浜近くまで流されていきました。この長い一往復で10匹くらいは魚を見つけて投げることができたので出会い系サイトは充分満足です。
 今度は清水沼の最奥、弁天沼との水路の手前に入ってアンカーを打ちます。

風が奥から左の方へ吹いてきます
清水沼の最奥

 ここは水路の部分が浅く、両サイドがカケアガリになっています。左側は風が抜けるので右側の岸に向けてじっと見つめると、ポツポツとカケアガリに沿ってマスが浅場に廻ってくるのが見えます。今度は待ち伏せ系サイトフィッシングです。
 次々と廻ってくるマスは2回ドライフライに出ただけで、いずれもすっぽ抜け。食いついてくれませんでした。陽が高くなってしまったせいか、元気のない魚がクルージングしてくるだけだったようです。

 ここではカメラクルーの有園さんが来て撮影をされ、14時過ぎまでここで粘ったのですが、カメラの前で釣ることはできませんでした。代わりと言ってはなんですが、デカいマス(イトウ?)が3回クルージングしてきたので、迫力のある映像が撮れたようです。ffmediaの動画配信が楽しみです。

 14時を回ったので、これからの時間はBSの練習に当てようと、ボート乗り場の沖へ移動することにしました。朝と同じように道路側の岸沿いを流していきます。
 もうお昼を回っていますので魚の姿を見つけることに拘ると、一度も投げないまま…なんてことになりかねないので、ブラインド(魚を見つけないまま投げること)で狙っていきます。

 フライはここは一発デカいの狙いとピンクプーキーを結びます。5Xティペットだと縒れちゃうかな?と思いつつもそのままキャストを始めます。
 こういう時に限って早速魚が出てきてヒットするんです。あ!出たと合わせるとジャンプ一発でティペットが切れてしまいました。あ~あ。ピンクプーキーがなくなっちゃった。一昨年のイエローストーン釣行の記念のお土産だったのに。
 その後はお手製なんちゃってピンクプーキーを投げたのですが、偽者はしっかりと見破られるのか、さっぱり魚が出ませんでした。

夕立がくるのかなぁ?
この頃から雲が出てきます。天気予報では夕方から雷雨…。

 ボート乗り場の砂浜付近に戻ってきたので、ここからはBSでやります。見るとお地蔵さま、野沢さんがBSで攻めていますので、さらに左の流れ込み前にアンカーを投入します。 

お見事ですっ
着いて早々にお地蔵さまにヒット

 風が少し強くなってきて、アンカーが止まらずボートが少し流されます。キャンプ場脇の流れ込みの前にボートを固定してBSの準備をします。

BSも久しぶりです
キャンプ場脇の流れ込み

 ここは昨年の解禁釣行で入ったポイントなので水深が浅いことは覚えていました。4Xティペットを70cm繋いで、BSスカッドを結びます。タイプ4のヘッドは間もなく着底し、ズリズリと引っ張ってくると、どうやら藻が繁茂しているようです。ググーッとラインの感触が重くなってから、さらに引っ張り、プンっと外れるとココン!とアタリがありました。お!早速ですかぁ?

やったぁ
久しぶりのBSでの一本!

 どうやら藻から抜け出たところがヒットポイント?と同じように引っ張ると、程無く2本目が釣れました。ところがこれはBSスカッドを飲み込んでしまいました。
 BSでの3本めのマスはズリズリ引いてきて、随分ボートに寄ってきたところで食ってきました。ポンポンと釣れたのですが、またしてもBSスカッドを丸呑み。う~む、このフライどこまで強力やねん。ちょっと怖いくらいだぞ。

 連続で飲み込まれてしまったので、シューティングヘッドをタイプ2に替えます。ところがBS4本めのマスもアタリの感知が遅れてしまい、なんと3連続でBSスカッドを丸呑みです。

BSスカッド、ヤバいフライでっせ
いや~ん。僕の技量が足りないことは認めるけどさ…

 油断するとがっぷり飲み込まれてしまいます。釣れてなお課題が残るとは…恐るべしBS。

 ハリを外すのに時間が掛かってしまい、このまま17時になりました。今日の釣りはこれにて終了です。
 最後にffmediaの動画配信用のインタビューを受けて終了です。本数でいえば短時間に4本と、BSの威力をまざまざと身をもって感じたわけですが、単純にドキドキワクワクのエキサイティングな釣りが楽しめたのは出会い系サイトの方でした。
 なぜ皆さんドライやらないんだろう?と思うのですが、考えてみればこの一ヶ月バスのサーフェスゲームに浮気していた水面ジャンキーですからね。誰かと一緒に乗って映像を撮りたかったな。

 帰り道は、18時に菅沼を出発すると竜頭の滝辺りで猛烈な雷雨になりました。釣りの間降らなくて良かった…とゆっくりいろは坂を降りていくと、今度は猛烈に眠くなってきました。どうやら途中のドライブインで晩ごはんを食べたので朝に飲んだ眠眠打破の効果が切れてしまったようです。

 馬返下のセイコーマートの駐車場に車を停めたのが19時過ぎ、ここで20時に目覚ましをセットして仮眠をとります。仮眠後、再び走り出したらまたもや眠気がやってきます。おかしいなぁ。普通仮眠をとったら大丈夫なんだけどなぁ。
 日光口PAで21時まで、大谷PAで22時までそれぞれ仮眠をとって走り出してもまだ目がシバシバします。佐野SAでもうちょっとまとめて寝ないとダメっぽいと3時に目覚ましをセットして仮眠をとったら、4時30分頃に目が覚めました。危ない危ない。朝まで寝てしまってたらエラいトコでした。

 その後は朝方の空いている道を通って、家に帰り着いたのは朝の5時過ぎでした。やっぱりちゃんと寝ないといけませんね。ここのところ強行軍での釣りが続いたので少し反省です。

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