ようやく初モノが獲れました
テキサスの大将ことTexas Generalに新たな作戦指令が下されました。今度こそバスバギングにて初の戦果を得るべしとのお達しです。
標的であったブラックバス撃墜に二度までも失敗しています。三度めの失敗は許されません。統括作戦本部で入念に計画が練られました。
これまでの作戦から分かったのは持久戦は無理!短期決戦で行くしかないコトです。あまりに重過ぎる竿です。
そしてメジャーフィールドは避けることにします。強いプレッシャーの下、一般的なデカいバスバグを投げて引くだけでは、数少ない良好な条件にハマるまで延々投げ続ける持久戦に引きずり込まれます。
作戦は5日急転直下で決定しました。舞台はヤマです。ヤマと言えばへらぶな釣り師の符丁で山上湖を指します。その中で最も象徴的な湖が精進湖です。
レンタルボートの設備があるもののブラックバスではそれほど話題に上ることの少ない湖です。とはいえ僕自身もバスバギングで一匹釣った経験があり、早朝の良い時間帯に戦果があげられなくても、そのままへらぶなへ転戦できる点を重視しての決定です。
出発に手間取りニューあかいけに着いたのは6時になっていました。湖上には既にへらぶなの例会組と思われるボートが10艇ほど浮島・黒岩ロープに並んでいます。
準備を整えて湖上へと乗り出します。今回の相方はフルーガーメダリスト1495 1/2DAにWF9F BBTを巻きました。
透明度の高い精進湖ですので太く見えやすいブレイデッドリーダーは避けます。バリバスパーフェクションの0X9ftに直接バスバグを結びます。バスバグもTMC8089の6番サイズと小さめを選ぶことで、軽快なキャストを狙います。
出典:ダイワ 今月の釣り
浜田 優さんが勧める・夏の山上湖・精進湖のヘラブナ釣り
ニューあかいけの脇から浮島ロープの手前をサクッと探ったら対岸へ進みます。大岩ロープに付くバスの姿は見られず。ゴザンゲの鼻を巡ると、岸沿いにバスの姿を発見。が、腹を底に付けるようなポジションで水面へのアタックの様子は見られません。
葉山下の奥に岸からのへらぶな釣師がいるので迂回すると、島があります。その岸側、湖畔荘の手前まで来て岸際にキャストしたバスバグに3アクションめでバスが出ました。
出た!と合わせるとバスがジャンプ!ようやくハリ掛かりしました。ぐいぐいラインを手繰って寄せると、待望の初バスです。
サイズは30cm程度とまだまだ可愛いクラスで、大将をグイグイ曲げる程のものではありませんでしたが、何といっても念願の初モノです。思わずバンザイ!と言ってしまいました。
この後は、フォームポッパーに替えてみますが、魚のチェイスがありません。小さいシルエットのフライはロングポーズでブルーギルがつついてくることが多いのですが、この日はギルのご挨拶もありません。
クリアウォーターでは実績の高いスーパーミノーを結んでみます。フロロティペット3Xを3ftほど繋ぎ、釜畑のワンドに入り、岸際の溶岩帯を撃っていきます。時折小魚が追いかけ回されているような浅いところを狙ってみるのですが、これも魚を連れてくることはありませんでした。
空がやや明るくなり、すっかり夜が明けた感じが漂い出す頃、海大和田からコタツロープへ向かうと風が吹いてきて、風上への操船も難しくバスの気配が無くなってきました。湖畔荘前の島周りを探った後、ロッドを振る腕も疲れてきましたので、ここらが潮時とへらぶなへの転戦を図ることにしました。
その2へ続く
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