これまでロクに釣ったコトの無い椎の木湖で特訓
道満へら鮒会の2009年8月例会は椎の木湖で行われます。
昨年100kg超の記録が出ただけに、僕の毎回の目標としているトップの半分といっても50kgになります。明らかにこれまで踏み込んだコトの無い領域に迫らねばなりません。そのためには最も爆発力があると言われる浅ダナ両ダンゴの技術向上が必須となるでしょう。
そのためこの日より例会当日までの間をメーター両ダンゴ強化月間と銘打って、特訓に行って参りました。
朝5時30分に到着すると既に大勢の人が事務所前に並んでいます。列の最後につき、受付で料金を払って桟橋へ進むとやはりたくさんの人が準備を始めています。
この日は東からの風の予報なので、2号桟橋の西(工場)向き263番に釣り座を構えました。
釣り方はもちろんメーター両ダンゴです。仕掛けは竿がシマノ慶匠8尺、道糸1号、ハリス0.5号20-27cm、ハリ上下とも改良ヤラズ5号、ウキはリコーサーバンス社のさみだれ浅ダナ用ハイテクトップ6号です。
これまで盛期のメーター両ダンゴではウキを大きく(=オモリを重く)してなるべく速く表層のへらの群れを突破する方法を取ってきました。
ところが身近な先生であるへらむぎさんやO氏は好んで小さいウキを使われておられます。これは表層近くに集まるへらの群れをえさを調整してメーターダナまでもたせているからに他なりません。今日の修行の目標はこのタナまでもたせるえさ作りです。
えさの手直しがよく分かってないので経時変化で麩が締まって重くなりウキが沈没しがちなのも僕の欠点です。こうなると…
えさのバラケ性が失われる
↓
食い気のあるへらを寄せきれない
↓
なかなかアタリが出ない
↓
ついアタリを待ってしまう
↓
なお一層えさ打ちの手が止まる
↓
さらにへらが薄くなる
↓
どんどん釣れなくなっていく
という釣れない無限スパイラルに入ってしまいます。マメにえさを手直しして常に煽られ続けるくらい魚を寄せつつ釣っていくことを目指します。
えさはガッテン:GTS:水:バラケマッハを2:2:1:1(単位は100cc)で作りました。全ての準備が終わって釣りを始めたのは6時頃になっていました。
えさの打ち始めはウキがなかなかなじまず、練り込み方が足りなかったか、と練っていきますが、それでもなじみません。粉を加えて固めにしたらようやくなじむようになり、いきなりウキが動きだします。あちゃ~やっちゃったか?
フワフワ動いたウキがズドン!と沈んで合わせると、強いヒキで竿を絞ります。やっぱり椎の木湖のへらは強烈ですな。
朝イチのサービスタイムはアタリが出ると素直に食ってくれます。しかし6時48分に3枚めを釣った後は、サービス終了です。
この後から無限カラツン地獄に入ってしまいました。アタリは非常に良いツン!と入る強いものが出ています。それもトップが止められながらゆっくり入り、1目盛り残しの深いところで、という理想的な動きです。どうしてハリ掛かりしないかなぁ?
手水を打ってやわらかくする
↓
えさが持たなくなるので少し練る
↓
えさが開かなくなるので良いアタリが無くなる
↓
基えさに戻る、あるいは粉を加えて硬くして強いアタリを復活させる
↓
またカラツンになる
↓
初めに戻る(T_T)
アタリを選んでみようと、ウキがナジみ切ってえさがブラ下がってからのアタリ返しを待ってみると、これがアタリません。ウキのナジみが出ているので、えさがもってないとは考え難いのですが、もしかしたらニセナジミかしら?
とにかく待つとへらの寄りが悪くなるのがこれまでのパターンですので、落ち込みのアタリをとる釣りで頑張ってみようと、ウキをリコーサーバンスのさみだれ浅ダナ用PCムクトップ5号に替え、ハリスを14-20cmに詰めます。
これに替えるとすぐに4枚めが釣れました。さらには43分に5枚め、52分に6枚め、8時5分に7枚めと良いペースで釣れてきます。うむ。この方向でいいんじゃなかろうか?
ところがやはり長続きせず、パタリと釣れなくなってきます。やはりウキがなじみ切るアタリで良いアタリが出るのですが、ことごとくカラツンです。またか~。もうカンベンして~。
GTSが無くなったので事務所へ買いに行き、ついでに各釣り座の成績を覗いてみるとトップは20枚以上釣っています。8時過ぎに見たので、開始からイキナリ時間10枚ペースですか。すごいなぁ。
あのアタリがせめて半分でも掛かってくれれば僕もいいペースなのに…。何かがおかしいんだな、きっと。
そこで急遽グルバラを買ってみました。持たせやすい違うえさならあるいは…と閃いて袋書きを参考にえさを作ってみます。グルバラ:水:バラケマッハを2:1:2で作ると、柔らかめで全然もたないので、バラケマッハを追い足して硬めに調節します。
ようやくもつようになったら、アタリが出るようになりました。8時53分に8枚めが釣れて、9時台は5枚を追加して、このえさならイケるかも…?と期待しますが、10時3分に14枚めを釣った後は、釣果が止まります。
このえさはボソっけが強く、はっきりしたアタリが出るのですが、カラツンはなかなか止まりませんでした。水を加えて柔らかくして練って粘りを出そうとしても、なかなかまとまらず、強いアタリが出なくなりました。
さらにカラツンが止まらないので、軽麩を入れたり、ガッテンを入れたり、白べらを入れたりして、何が何だか分からない配合にしながら騙し騙しで10時15分に15枚めを釣ったのみ。さっぱりになってしまいました。
この日は午前中だけしか釣りができないというのに、16枚めのへらを釣ったのは、お昼前の11時43分。結局ガッテンを放り込んで、朝イチのえさに近いタッチにしたら釣れたという有様です。
11時50分に17枚めを釣ったものの、このままでは帰れません。もう一投げ、せめてあがり一枚を!と粘って12時12分に最後の一枚を取り込んで終了にしました。
今日の釣果は18枚、14.35kgでした。やっぱりあまり釣れませんでした。相変わらず難しいなぁ、ここ。ウドンセットで挑んだ昨年の例会と変わらない釣れ具合です。まだまだ修行が足りません。
今日の釣果です
その2へ続く
Copyright (C) びぃ,2009-07-26,All-Rights Reserved.