何故か相性の良い加須吉沼です
道満へら鮒会の11月例会が加須吉沼で行われましたので参加してきました。
今月の例会に際しては、チョウチンウドンセットが本線では?との思いから2週間前に試釣(というよりリハビリ)に行きました。その際は冷たい雨にやられてロクに釣れませんでした。今回はもうちょっと釣りたいところです。
事務所に着くと、11月に入って2回目の放流が行われたと書いてあります。前回の釣行の前に行われた1回目の放流よりも量も多いようです。この魚がどういう動きをして釣果に影響するのか…予想が難しいところです。
入場が始まって、参加者がめいめいに釣り座を探します。僕は中央桟橋に乗り、真ん中やや奥、事務所を背にした189番にしました。水深は6.01mとありますので、もっとも深い釣り座の一つでしょう。
2週前の雨とはうって変わって晴れですが、風が右手からやや強く吹いています。O氏は行きの車中で底釣りをやると言っていましたが、僕の技量では難しい風です。当初の計画通り9尺チョウチンウドンセットで望みます。
竿はシマノ朱紋峰 煉(旧)の9尺、道糸1号、上ハリス0.5号10cm、上ハリはバラサ6号、下ハリス0.4号50cm、下ハリはタクマ4号、ウキはへきしゅう水凪9号です。
バラケえさはペレ匠顆粒30cc、同粉末30ccを水120ccで吸水させた後、麩王150cc(目分量)、鬼武者150cc(目分量)、速攻かっつけ120ccで仕上げます。
食わせえさはタピオカウドンを作ってきました。ギャバンのタピオカスターチ15gに水を59.5g、コンデンスミルク0.5gで作って、ダイワのプロフェッショナルウドンメーカーで搾り出し、2代目わらび職人でタッパー保管です。
えさを打ち始めたのが7時頃だったでしょうか。今日もさっぱりウキが動きません。並びの他の人の様子を見ても、スタートダッシュを掛けている人が見当たりません。竿を変えてタナを探ることも考えましたが、もうちょっと工夫して傾向を掴まないとどうにもなりません。
まずは落ちていくえさにしか反応しない?との仮説を検証すべく、食わせえさを軽い力玉に変えてみます。さらに下ハリスを段階的に伸ばして、65cmまで探ってみます。下ハリス分でふんわり落とし込んだ時に食って欲しいのですが、アタリが出ません。
これはどうも活性が悪いらしいと見立てます。バラケえさの粒子が盛大に舞うと、その粒子だけを追いかけて食わせえさにアタらない状況なのでしょう。バラケえさを練りこんでバラけないようにして、バラケえさが少しずつチリチリと糸を引いて落ちていくようなイメージでじっくり待ちます。
これでサワリが少しずつ増えてきました。バラケえさを絞った方がサワリが出るというのも不思議なものですが、ハリと糸のあるところに誘導する、というところでしょうか。釣りを始めて一時間程で、ようやく初物が釣れました。
とはいえどっさり寄せてどっさり釣る、というには程遠い状況です。お日様が昇って水温が上がってからが勝負かな?とのんびり構えていると、ようやく9時前にウキが動き始めました。
この後はまさにポツポツペースでした。釣果も寒いのですが、右からの風が冷たくて寒いので、早々に車から膝掛けを出してきて防寒としました。やせ我慢しないのが正解で、むしろネオプレーンソックスを持ってくれば良かったというくらいです。
ここでお手洗いに席を立って、帰りにO氏のもとへ寄り道し、底釣りで頑張るところを見てみました。右からの風をものともせず21尺で打ち返しています。アタるときはいいアタリが出ますというO氏は目の前で一枚掛けてみせました。う~ん。僕もやりたいけどとても竿が振れない…と釣り座に戻って、チョウチンウドンセットを再開します。
とにかく甘いバラケを打つとサワリが飛んでしまいます。練り込んだバラケえさでとにかく魚の距離を近づけるより他に手立てがありません。下ハリスの長さもアレコレ探りましたが釣れたのは45cm、50cm、55cmの3種類のみでした。これくらいの距離感なのでしょう。
食わせえさで釣れたのは力玉だけでした。風流れがあるので下ハリスが張りやすい重いタピオカウドンの方がよさそうなものですが、少し吹き流されて漂う感じの方が良かったのかしら?ここのところタピオカウドンの釣果が良くないな…。
11時35分に13枚めを釣った後、ちょっと欲張ってガッツリ寄せられないかな?とデカくて甘いバラケを試みたら、次の14枚めを釣るまでに1時間ほど穴が空いてしまいました。やっぱり今日は欲張っちゃダメな日みたいです。
18枚釣ったところでお手洗いに立ち、2枚目のフラシを取りにいきました。O氏の様子を聞いてみると、底釣りは諦めて、9尺チョウチンウドンセットに切り替えたそう。1枚目のフラシに20枚ほど、2枚目に2・3枚入っているそうですので、僕より5・6枚は釣っているようです。
他に2フラシ入れている人を2人ほど見かけた程度で、僕の釣果は悪くない様子です。うむ。今日はトップの半分いけるかも?
なんとか頑張ってラストスパートを、と考えると、打ち返しが派手になってしまいます。今日は我慢の日なんだから、と、小さいバラケを途切れずに打つように心がけて続けると、最後にちょっと釣り込めました。9尺チョウチンを続けた甲斐があったかしら。
釣果は24匹、13.0kgで4位でした。この池は昨年5月が2位、一昨年10月が3位と、なぜだか相性の良い釣り場です。しかも試釣では釣れないのに本番だけ良いんですよね…不思議。
トップが9尺チョウチン両グルテンで14.3kg、2位がO氏で14.0kg。釣果の大半は21尺底釣り両ダンゴ。3位が13.6kgで11尺チョウチンウドンセット。3人ともが違う桟橋で違う釣り。しかも8位で11.8kgでしたから、本当にダンゴレースの結果でした。言い換えれば抜け出すような釣り方が無かったということ。渋い活性に対応して我慢するのが結果的に吉だったのでしょう。
来月はもう年の瀬12月。寒く我慢の釣りも本格化する時期なのでしょう。良い釣りをして締め括りたいところです。
頂きました
参加賞は缶コーヒー1ケースでした。
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