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作った竿で100枚めを目指そう

八光園へ行ってきました

2013-06-29

 お手製のへら竿『から竹』のテストと称して、ここ3回の釣行で計80枚を釣ることができました。こうなると100枚を目標に!と思うのは、致し方無いと言えましょう(笑)。
 4回目のテストの場は、やっぱり型が大きくない釣り場を…と考え、鳩ヶ谷にある八光園に行くことにしました。

 のんびり出発して、釣り場に着いたのは9時30分頃でした。池を見渡すと、意外にお客さんが入っています。料金を払って、空いていた事務所対岸のスペースに入りました。

小さな池です
釣り座からの風景

 前回の吉川HCでの底釣りがいまいち釣り切れなかったので、今日も底釣りから始めます。仕掛けは、道糸0.6号、ハリスはフロロ0.3号30-35cm、ハリは改良ヤラズの4号、ウキは旭舟の爛(現行モデル)の4番です。底をとってみると、ちょうど竿いっぱいの位置にウキがきます。こういう底釣りがやりたかったのです。えさは新ペレ:ダンゴの底釣り冬:ペレ底:水を50cc:50cc:50cc:75ccで作りました。

 えさを打ち始めると、10投ほどでウキが動き出します。ところが先週も見たようなピョコピョコした動きです。ここもジャミの猛攻かしら…。
 えさに手水を打って練り込み、ウキが落ち着いた後のアタリを狙います。しかし先週と違って、ジャミさえハリ掛かりしないのです。
 底釣りなのにカラツンというか空振りばかりって、一体どういうコトよ?と、ウキの位置を変えてズラシ幅を探ったり、えさのタッチを探ったり、ハリを改良ヤラズの3号に変えてみたり、とアレコレ試してみますが全て空振り。ついには、上げて来る途中でのスレ掛かりが出るようになってきました。

 上ずった、というより、へらの頭が底に向いていないような気がします。えさがなくなったので、ダンゴの底釣り夏100cc:水50ccとかなり柔らかく作って練り込んで、底に着いたらすぐ、の小さくても鋭いアタリを狙います。溶けながら落ちて行き、途中でえさをついばむへらを底まで引っ張り込むイメージです。
 何度目のアタリだったでしょうか。ようやく初物が釣れました。

うん。綺麗だね。
初物釣れました(11:02)

 管理釣り場で流行と聞く追わせる底釣りのイメージです。ハリスを長めに取って、底に引っ張り込むのがコンセプトですが、今日の様子では少々無理があるような気がします。
 本格的に長いハリスのいわゆるペレ底にするのかどうするか…。悩んでいたら、多分底に着く直前に食い走ったというような、ウキを持っていくアタリが出ました。

ちょっと思っていたより大きい?
2枚めです(11:19)

 この後は魚が散ってしまったようで、サワリが途切れました。えさを打ち続けてようやく魚が寄って、えさが底に着く前に食い走り、では、どう考えても底釣りの地合じゃないな、と宙釣りに切り替えます。

 ウキを碧舟のRapid-EXのLサイズにして、メーター両ダンゴにします。実はこの竿でメーターダナをやるのは初めて。これもやっておかねばなるまい、と思っていたのでした。
 他の仕掛けは安直にそのまま。えさはガッテン:水を200cc:50ccの単品作りです。

 えさを打ち始めてもしばらくはサワリが出ませんでした。10数投してようやくサワり出したな…と思ったら、ドン!とウキが入って、メーターダナの第1号が釣れました。

綺麗だし、大きい?
宙に切り替え、3枚め(12:24)

 次第に魚が寄ってきて、ハリスが絡むようになってきました。ウケ自体は少ないんですが、えさがブラ下がってから良いアタリが出るので、ハリスを23-30cmに変えます。するとスパッと落として4枚めが釣れました。

きたきた
4枚めです(12:43)

 底で2枚、宙で2枚釣って気が付いたのは以前来た時よりも型が良い?やたら元気良く引くんですけど。八光園、ここもかということ。尺前後が普通の感じで釣れてきます。

コイツも悪くない
5枚め釣れました(13:09)

 この竿でのメーターダナの釣りとしては、振り込み時の落とし込みが難しいと感じました。竿が柔らか過ぎるんですね。ただ継ぎに不安があるため、思い切って竿を扱えていない、ということもあります。
 実際、継ぎのいびつさがドンドン酷くなっています。手元と穂持ちの継ぎがあまりに折れそうな極端な曲がり方をしたため、思わず穂持ちを掴んで、ハリスを切ってしまいました。

 これではイカン!限界点を探らねば!と思い直して、ハリをバラサの4号、ハリス寸を17-23cmに変更して、釣りを再開します。ハリスの太さはナイロン0.3号ですけどね(笑)。

 仕掛けを作り直している間、えさ打ちを休むのですが、再開すると魚っけがありません。足が速いというか、タナができていないのでしょう。改めてえさ打ちに集中します。次第にサワリが出てきてアタる、そんな感じの繰り返しです。

これくらいを想定してたのに
6枚めはイメージ通りのサイズ(13:52)

 左からの風が次第に強くなってきました。左手の空を見上げると暗く厚い雲が。雨が降る前の風のようです。

このサイズでお願いします
これも想定サイズの7枚め(14:14)

よしよし
竿に厳しくない8枚め(14:32)

 お客さんがぽつぽつと帰りだし、池の釣り人が少なくなってきました。えさ打ち点にはうっすらとへらの姿が見え隠れします。ウキが立たなくなってきたのを機会に、早い釣りができるかな?とウキをリコーサーバンスさみだれPCトップ浅ダナ用6号に変更します。

 ところが、ウキ交換の間にへらが薄くなってしまいました。えさをポンポンと打ち返しますが、思ったほど寄ってきません。ウキがスーっとなじんでしまうので、えさがブラ下がってからアタってきた状況とあわせると、この選択は失敗のようです。

傷はもしかしてカワウ?
背中の張った9枚め(15:05)

 ムキになって、手水を加えてガッテンを追い足しドンドン打ち返すのですが、あまりウキにウケが出ません。トップ先端1目盛り残しまでナジんで少し待つと、ドン!とアタります。パイプトップのウキの方が釣りやすいな、こりゃ。

なんとか最後に追い込みを
ツ抜けの10枚め(15:22)

あんまりペースがあがらない
11枚めです(15:36)

 池の奥の方に2人、お客さんが残るだけになってしまいました。終わりの時間は何時かな?そろそろアガリかな?16時まではいいかな?と思いながら、釣りを続けます。でも20枚はちょっと無理っぽい。

ちょっと気がそぞろです
12枚め(15:54)

これで最後になりました
あ!暴れるなよ、の13枚め(16:00)

 16時になり、他のお客さんもすっかりいなくなって、えさを打ち切り、終了としました。
 結局13枚。通算93枚と、目標に掲げた100枚まであと7枚のところまで漕ぎ着けました。惜しい!もうちょっと!

 帰り際、池のご主人に釣れましたか?お茶でも飲んでいきなさいと声を掛けて貰ったので、事務所でお茶をいただきながら、少しお話を聞きました。2年半ほど前に来た時より魚の平均が大きくなっているような気がするのですが?と尋ねると、他所が大きくなっているんで、業者さんが「大きいのも入れておきますよ」とサービスしてくれてるんだ。あんまり大きいのばかりだと難しくなるから、大小混ぜて入れてるけどねとのことでした。手ぶらで来る人もいるし、初めての子供や女性が釣れないと申し訳ないからという言葉に、住宅地にある釣堀の親しみ易さが垣間見えます。やっぱりこういう箱池も必要ですね。

 帰宅後、竿の掃除をしていると、あれ?と気が付きました。穂先の根元に接着している逆印籠継ぎ(スピゴット・フェルール)の印籠芯(フェルール・プラグ)に使っているグラスファイバーのムク材(ソリッド)がすこし変です。

剥離かしら…?
根元の片側だけが白くなっています
(クリックすると拡大します)

 もともとは写真右側のような少し白っぽい透明なのですが、根元の部分の片側だけが白くなっています。目を近づけてよ~く見ると、どうやら度重なる曲げに耐えかねて、剥離が始まっているようです。疲労劣化でしょうか。

 このままでは目前に迫った100枚めを釣り上げる前に、印籠芯(フェルール・プラグ)が折れ(裂け?)てしまいそうです。こりゃ困った。
 竹よりも先にグラスファイバーがダメになるとは想定外でした。作って使って掛けて取り込んで、を100回ほど繰り返すと、次第に分かってくることがある、というコトでしょうか。

 このままでは100枚という目標以前に、芯材が折れて穂先を持っていかれる危険が出てきました。折れる前にどうにか手当てを考えなければなりません。う~む。何か良い手立てはないものか…。

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