トップ釣行記

彼女が住む町へ、3たび

今度は釣り台を据えてのんびりと

2014-09-28

 ハゼ釣りの翌日の午前中にハゼの下拵えをして天日干しをしました。午後に釣りに行きたいな、と思って、かねてより企んでいたマブナ釣りに行くことにしました。

 場所は以前にマブナの探り釣りに行った彼女の住む町を流れるホソ(用水路)の本流です。今回は釣り台を設置して釣り座を決めて釣るエンコ釣りでやってみます。

 道中、釣具店でキジを購入し、お昼ゴハンを食べて、釣り場に着いたら13時半頃でした。車を停めて前回釣ったホソを眺めてみると随分水が減っています。

秋ですね
減水です(13:43)

 釣り座を探して本流の岸をウロウロします。既に釣り台を置いている人2人に様子を聞くと、あまり釣れていない様子でした。
 前回の春から夏を越し、川岸の草が想像以上に伸びて随分と雰囲気が違っています。釣り台を設置できそうな場所が少ないので、上流へ歩き、少し川幅が広くなっているところを見つけました。狭い川は広いところを釣れとの教えもあることだし、と釣り台を設置します。

さてはて、どうかな
釣り座の様子(14:33)

 釣りの準備に取り掛かります。竿はダイワの一撃15尺。道糸0.8号、ハリス0.4号30-35cm、上ハリはバラサ5号、下ハリはバラサ3号です。ウキは花水樹の底釣りタイプパイプトップNo.2の8号です。
 水深を測ってみると約50cmといった所。底釣りなんですが、ウキの位置はオモリからウキ一本分。カッツケで言う折り返しです。浅いなぁ。

 えさは、ダンゴの底釣り夏:バラケマッハ:水を各50ccです。ちょっと柔らかかったのでバラケマッハを追い足して調整しました。

 まずは魚を寄せるところから…と両ダンゴでえさを打っていきます。10投ほど打ったところでウキがピクピク動き出します。ジャミが寄ってきたかな?
 ジャミが寄ってこなければ本命も来ないだろうと思って打ち続けると、ウキの動きが段々多くなってきます。ゆっくりですが、大きめに引き込まれたタイミングで合わせると、魚がギュン!と引っ張っていきます。

かわいい
初物釣れました(15:03)

 マブナと無事、ご対面です。

 続けてえさを打っていくと、ウキの動きが忙しなくなりました。どうやら充分に魚が寄ってきたようです。鋭い良いアタリを選んでいくと、良いペースになってきました。約30分で5枚とへらぶなでもなかなか無いペース。

楽しい
2枚め(15:07)から6枚め(15:36)

 水深が浅いため、ハリ掛かりすると横に走り出すのが楽しいです。左は水生植物が生える浅場ですので、少々無理をしても右に遊動します。沖で左右に走らせてゆっくり楽しんでから取り込めるのは、人の居ない野釣りゆえの楽しみですね。

 ジャミが多くなってきたのか、ウキが立った直後、トップの付け根で揉まれるような動きが増えてきました。着水後、えさが底まで落ちていく途中でつつかれるのでしょう。
 何度かそんなウキの動きが続いた後、いきなり強く引き込むアタリが出たのであわせてみました。ギュン!と魚が掛かった感触が伝わった後、シャープに泳ぎ回ります。あれ?フナじゃない?

 近くに寄せると少し長細いようです。タモに入れて確認するとライギョでした。練りえさに食ってくるとはビックリです。

初めて釣りました
初めてのライギョ(15:46)

ずっと釣りたかったんです
どーん!

記念撮影
ピンボケ(泣)

 多分中層にまで集まったジャミを狙ったのではないかと思うんですけどね。金色のハリも影響したかも知れません。これまでライギョを求めて岡山だの和歌山だの石川だの…と遠征しても釣れなかったのに、彼女の住む町で偶然釣れちゃうとは。

 練りえさでライギョを釣ってはじめて、キヂを持ってきていたことを思い出しました。下バリにキヂを付け、デカいコイが掛かるとやだなぁ、バスが食ったりしないかなぁ、と心配しながらも投げてみます。
 するとライギョの影響も無く、順調に釣れてきます。

久しぶりに釣った
7枚め(16:02)から10枚め(16:28)

 キジに替えたら、下バリばかりに食うようになりました。やはりキヂは効果的なようです。えさを咥えて泳ぎだすのか、斜めに潜り込んでいくアタリが増えました。う~む、面白い。また次第に型が良くなって来た気がします。

グラマー!
ボテボテお腹の11枚め(16:38)

やっぱり居たね
クチボソが掛かりました

 ところがこの後、何だかサイズが小さくなってきました。日が傾いてきたら大物タイム…というわけにはいかないのかな?一方で、土手を歩く人が増えてきました。地元の人たちの散歩道でもあるのでしょう。

久しぶりに釣った
12枚め(16:47)から17枚め(17:23)

 またルアーを投げるバス釣りの人も時折やってきます。結構多かったですね。話を聞いてみると今年の夏は随分減水したのだとか。一匹釣れているところをみましたが、キヂに掛かってこないところを見ると、相当魚影が薄いと感じました。ちょっとルアー釣りをやろうという気にはならなかったですね。やるなら前回バスの姿を見た下流の方でやりたいです。かなりスレているようなので、今日のようなエンコ釣りのえさ釣りで攻略法を探ってみたいです。さっき掛けたクチボソをえさに泳がせとか(笑)。

 そろそろ終わりにしなきゃなぁ…と思い始めますが、アガリにちょっと良いサイズが欲しいなぁと粘ります。するとウキがズッ!と動いてアワせた途端、右に勢いよく走り出す、ちょっとイイ感じのヤツがきました。

良いサイズ
この日一番の18枚め(17:34)

 9寸ダモ(枠の内径が27cm)と比較すると、8~9寸(24~27cm)程度でしょうか。尺鮒が一つの基準とすると、なかなかの良型と言えるのではないでしょうか?
 これをシオにアガリ、とすれば良かったのですが、楽しくってついつい粘ってしまいました。

シャッタースピードが遅い
19枚めは光量が足りません(17:38)

もう暗いです
アガリの20枚めはもはや要フラッシュ(17:49)

 ちょうど20枚を釣って、薄暗くなってしまい終了です。ヘッドライトを使って慌てて片付けます。

 ついつい楽しくって遅くまで粘ってしまいました。近くて自然豊かでマブナの魚影も濃い、と、初めてやった場所なのですがとても気に入りました。短時間でも楽しめるし、また来ようとすっかりお気に入りの場所になりました。

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