5年ぶりに八丈島へ
八丈島遠征の2日めは沖磯でのメジナ釣りです。5年前、初の磯フカセ釣りで来て以来、2度めの来訪です。
早朝に支度を整えて宿を出発し、パパさんの先導で八重根港に向かいます。港でパパさんが船長と顔見知りの釣り人と談笑しながら、初心者の僕に向いた磯を相談してくれました。
パパさんのお知り合いの人が平根(ヒラネ)に乗るということで、僕もそこに乗せてもらうことになりました。お名前をお伺いしたのですが、失念してしまいました。すみません。
平根は八丈小島の南西部にある離れ磯です。高さが無いので凪の日にしか乗れないという好ポイントだそうです。
写真の右上にチラリと見えるのが八丈小島です。赤丸の所に釣り座を構えました。白丸がが同行の方の釣り座。矢印の方向に潮が流れてました。
ここに釣り座を構えました
オキアミを解凍しながら準備を始めます。竿はダイワのリバティクラブ磯風2号5.3m。リールはシマノのBB-Xデスピナ3000XG、道糸4号、ハリスはダイワのディーフロンアルファ4号2ヒロ。ハリはオーナーのカットグレ9号。ウキはSZMブランドの磯響Type2。オモリ負荷Bを選びました。5年前から変わったものはリールだけです。ウキ下は約3ヒロで始めます。
オキアミが溶けるまで時間が掛かるようなので、お隣りで釣り方を見学させて貰いました。
正面から沖へと出て行く潮で、ウキを流していきます。潮に乗せて撒きえさと合わせて流すのが肝要だとか。
時折、ウキが見えなくなるくらいまで沖へ流していることもあります。入門書やテレビなんかでも、どんどんウキを流して糸でアタリを取る方法が紹介されています。ただ、この方法だとウキがズボーン!と入るところが見られません。ズボーン!が欲しいならカゴ釣りなのかな?
僕の釣り座は足元からはあんまり沖に流れないようです。少し遠くに投げると、右沖へ向かう潮に乗るようですが、撒き餌がオキアミのみなので、投げてもまとまらずバラけてしまいます。沖へ狙って投げるなら配合えさが必要ですね。
沖を流れる潮を狙うのは難しいので、足元の小魚の下にチラチラ見えるデカい魚を狙います。ゆっくりと沈むオキアミの中にハリが入るように流していると、ウキがズボーっと引き込まれていきます。キター!
測ってみると50㎝となかなか立派な魚でした。この後メジナが釣れればいいけど、釣れなければ獲物無しになってしまうので、バッカンにブクブクで活かしておきます。美味しいのかな?この魚。
旨そうなメジナが来ないかな?と続けてえさを入れると、フグが釣れました。コイツは海にお帰りです。
その後、時間の経過とともに釣れなくなってきました。後ろの釣り座を試してみますが、オキアミを撒いてもさっぱり魚の姿が見えません。ダメだ、こりゃ。
振り返ると、同行の方は手鉤を使って貝を獲ってました。なるほど、そういう遊び方もアリよね。
再び最初の釣り座へ戻ってきました。こちらは釣れないまでも魚の姿は見えるので、活性が上がる時間に期待です。潮待ちを決め込んでいると、同行の方が磯際狙いでデカいメジナを釣り上げました。よし、地合がやってきたか?
僕の釣り座でも撒いたオキアミに寄る小魚の下にちらちらと大きい魚の姿が見えます。あれがメジナだったら…と、狙っていきますが、半誘導仕掛けだと道糸がうまく入っていきません。潮受けやガン玉の調整が難しい。
ならばと固定ウキにして、潮際の深めでチラホラ泳いでいる魚の目の前まで落とし込んでいきます。
何度か試しているうちに、ウキがじんわりと潜っていきます。よっしゃ~!食ったぁ!とあわせると、途端に竿先がギューンと絞られます。竿を溜めて堪えていると、プツッと糸が切れました。道糸が岩に擦れたようで、潮受けの上から切れてしまいました。ウキが流されてしまったのでタモで回収します。
無事ウキを回収できたら、もう終わりの時間になってしまいました。14時に迎えの船が来るので、後片付けをします。持ち帰れる魚はイスズミだけなので、血を抜いてから、内臓を取り除きました。全て作業を終えてから、お昼ごはんのお弁当を頂きます。
宿に戻ってくると、同宿の2人組の方がジギングから帰っておられました。なんでも大漁で早揚がりだとか。昨晩、少しお話しさせてもらったので今日も気軽に声を掛けて頂いて、良ければ持っていって下さいとカンパチを頂きました。釣った方はちょうど外壁のペンキを塗っていた職人さんでした。失礼ながら足場の下からお礼を述べ、ママさんにはカンパチとイスズミを発泡箱に詰めて貰い、荷物の発送や空港への送迎もお世話になりました。島へ来ると色んな方々に親切にして貰います。ありがとうございます。
頂いたカンパチはしゃぶしゃぶにして頂きました。とっても美味しかったです。ありがとうございました。
イスズミは半身をグリルで焼いてみたのですが、皮付きのまま焼いたため、皮のクセが強く、とても旨いとは言えない感想でした。身そのものは悪くないのになぁ。
そこで後日、冷凍しておいた半身をフライにして再挑戦しました。
ただのフライではなくて、白身魚のフィッシュフライバーガーに仕立てます。それもデカいハンバーガーが希望です。
探してみると、意外にバーガーバンズって売ってないもので、かつ、デカいバーガーバンズとなると手に入りません。そこでアンデルセンのハイジの白パンを代用してみました。
電子レンジで解凍した半身から丁寧に皮をひき、市販のからあげ粉を付けてしっかりめに揚げます。パンは上下に分割し、スーパーで買ったレタスサラダを敷いて、その上にフライを載せます。
そこへ市販のタルタルソースをかけて、パンで挟んで完成です。
ハイジの白パンがやや硬いものの、大きさは充分。ガッツリ食べられたし、味も上々です。やっぱり皮を丁寧にひくのが重要ですね。身そのものは旨いですよ。
これだけでは何なので、一緒にシメジとアユのアヒージョを作りました。
スーパーでアヒージョの素が売っていたので、作ってみました。こちらはアユらしさが活かされてなくて、アユでなくてもいいかな…?って感じでした。
まだイスズミの身が残っています。今度はもうちょっと柔らかいパンで、さらにトマトを入れてゴージャス感を出したい!と再々挑戦です。
パンは近所のコープみらいで買った塩パンというシンプルなパン。やっぱりバーガーバンズが課題ですな。トマトを1個買って薄く切った他は、前回と同じです。
これも旨かったです。やっぱりトマトは合いますね。タルタルソースの他、タコスに使うサルサソースなんかもいいかも知れません。揚げ方も工夫してサクサクのフリッターとかもバリエーションが広がるでしょう。
外で食べるハンバーガーはシンプルなものが多くて、野菜が少ないのが不満です。どうせ自分で作るなら、レタスやピクルスなどをどっさり入れた、デカいバンズのハンバーガーを食べたいです。写真の白いお皿が隠れるくらいがいい。
以前行ったヘンリーズフォークのトラウトハンター(TroutHunter)に併設のバー&グリルで、河合さんはチーズバーガーをナイフとフォークで切り分けて食べてました。あんなデカいヤツ。しかし、そんなデカいバンズは売ってないしなぁ。自分で作るしかないのかなぁ…。
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