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出会い系サイトをやりたくて

大尻沼へ行ってきました

2020-09-06

 2020年は大尻沼が2年に1度の解禁とあって、この機会を逃すまいと行ってきました。前回釣行したのは2010年なので、実に10年振りです。ウロウロと泳ぐ魚の姿を見つけてフライを投げる出会い系サイトフィッシングをやれればいいなぁ、と考えていますが、もちろん奥の手BSの準備もしておきます。

 二日前に丸沼温泉環湖荘に予約の電話を入れると運よく空きがありました。ルートを調べると関越道経由でも東北道経由でも予定所要時間がともに2時間半、距離もほとんど変わりません。菅沼へは普段、東北道を使うのですが、沼田ICから丸沼の間をほとんど知らないので、今回は関越道を使います。

 6日の朝に寝坊してしまい、自宅を出発したのは予定より1時間半遅れの6時半。7時半受付開始なので当然、間に合いません。SAでの休憩の際に環湖荘に遅れますと電話して、途中で給油、昼食の買い出しをして、ようよう到着したのは9時半でした。ナビアプリの所要時間2時間半は走り通した場合の時間ですから、休憩込みで3時間なら順調な往路と言えるでしょう。

高級旅館です
丸沼温泉環湖荘です

 環湖荘で釣りの受付をし、釣りの料金2,200円、ボート代3,300円を支払います。簡単に状況を聞いてみると、丸沼よりは大尻沼の方が釣果がいい。夕方にはライズが起こることもあるが、表層の釣りは厳しく、沈めた方がいい。とのことでした。
 大尻沼へ移動し、スキー場第二駐車場に停めるのですがボート乗り場まで距離がありますので、湖の入り口にバッテリーとハンドコンエレキなどの荷物を一旦置いて、駐車してから歩いて戻ってきます。
 ここから一番近い湖岸まで荷物を運び、さらに奥にある乗り場からボートを回漕して、荷物を全て積み込んだらようやく準備完了です。ふと湖上を見ると、先行のボートは一隻だけのようで、日曜日だというのにお客さんが来てない…もしかして釣れてない?

 サイトフィッシング用の道具を準備します。最近このタックルの出番が多いです。
ROD: Frequent Flyer 905-7 9ft #5(ORVIS)
REEL: Evotec CLW-C 2-six(LOOP)
LINE: GPX WF-5F(Scientific Angler's)
LEADER: Standerd 3X 9ft(VARIVAS)
TIPPET: SuperTippet 3X 1ft(VARIVAS)

いざ
出船です

 出船し、左手を岸に着くように時計回りで湖岸沿いに回っていきます。偏光サングラスを掛けて、水中をマジマジと見つめて、フラフラしているナイスプロポーションの別嬪さんを物色します。何か食べているようなら、篭絡するチャンスは更にあがるでしょう。

こんな具合
こんな具合に湖を回りました

 ボートで魚の姿を見つけると、GoProで撮影しながらフライを投げます。最初に結んだフォームホッパー(ピンクプーキー)を浮かべると、まるで見向きもされません。なんか興味の無さ加減から、コレジャナイってのが一発で分かる無視っぷりでした。
 小ぶりのディアヘアシケーダに替えても同様で、蛾っぽいところで大き目のエルクヘアカディスにしても無視なので、どうやら陸生昆虫は意識されてないようです。

 ボートを進めていると、先行していたボートに近づきました。見ると男女のカップルでともにフライフィッシングです。男性が女性にレクチャーしながら、岸に向かって一生懸命投げています。へぇ~。珍しい。

 そもそも水面で何か食べる様子がほとんど無いのですが一匹だけ居ました。水面に何が浮かんでいたのか分からないくらい小さいもののようです。小さいフライかな…と、結ぶフライがどんどん小さくなります。
 そうなると水面にフライを浮かべても魚に気付かれにくくなります。魚の進行方向を見て正確に投げることが重要になるのですが、なかなかうまくいきません。

ダムの下流側か
丸沼から落ちてくる水門ですね

 何度かしくじりながら、最上流の水門の辺りへやってきました。この頃には、18番の白っぽいパラシュートになっていました。浅場を哨戒していると、ボートの近くに魚が現れたので、早速フライを投げてみます。

動画

食って~
翻弄されるの巻(52sec)

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Mac : MP4(99,116KB)
Win : WMV(15,211KB)

 う~ん、喰ったと思ったんだけどな~。食べたフリだったか…。直前で食べなかったりするし、フライが何か合ってないんだろうな、って感じです。

 魚が去って、熱くなった頭が冷めてきたところで、ふと時計を見ると12時を回っていたので、風下の岸にボートを付けて、船上でお昼ゴハンを食べます。お湯が沸くまでにおにぎり、サンドイッチを食べて、カップラーメンを作ります。日が照ると意外と暑いのでホットコーヒーは省略しました。

お湯を沸かして
お昼ゴハンです

結構食べたな
パンも食べます

 水門前を通って、今度は左岸側をボート乗り場へ戻るように流していきます。こちらはなぜか右岸側で見なかったへらぶなが多く居ました。次第に向かい風が強くなって水面がザワ付き、マスを見つけるのが遅く、近づき過ぎになりがちです。操船も忙しくなり、フライを投げる頃には逃げられる…と後手を踏んでいました。

 左岸を3分の1程流したところで時計を見ると、14時を過ぎました。このままでは魚の写真すら撮れないかも?と思い、水門前まで戻ってアンカーを打ってBSタックルを取り出します。

BS用タックル
ROD: TRIDENT 9' 6wt(ORVIS)
REEL: BATTENKILL 5-6 DISK(ORVIS)
RUNNING: Powerflex Cone ShootingLine .024 Int(RIO)
HEAD: UniformSink ST7S Type3(SA)
LEADER: Polyleader TROUT 5' FastSinking(AIRFLO)
TIPPET: SuperTippetFluoro 4X 1ft(VARIVAS)

 ところが投げて引っ張る度にハリが藻に引っかかってしまいます。強く引けば取れるので30分ほど頑張ったものの、これでは釣りにならない…と、やはり終了の時間までサイトフィッシングをやることにしました。

 サイト用タックルに茶色のパラシュートを結び、左岸側を流していくと、2度目の捜索では相変わらず丸々太ったヘラブナを見つけるものの、マスの目撃数は減ってしまいました。さらに先程引き返した場所から先に進んでも、マスの姿はあまり見受けられませんでした。左岸側ならではの特徴があるのかも知れません。

 アッという間に戻ってきてボート乗り場に近づくと、カップルの船があったので大回りして避けると、乗り場に到着してしまいました。ヨシ!二周目だ!このままでは帰れないぞ!

頑張ってねー
カップルのボートを迂回します

 二周目の右岸側は魚が少なかった気がします。水面が風でザワつき、うまく見つけられなかっただけかも知れません。次第に夕方の雰囲気が出てきたのに、魚っけが一向に増えません。どうして?
 時間が刻々と過ぎていき、敗色が濃厚となってきた16時頃、この日唯一アワセにまで至った水門前まで一気にやって来て、最後の大逆転を目論みます。ウロウロとボートを動かし、目を凝らして魚を探すと、そんなに大きくはないものの、一匹フラフラと泳いでいる魚を発見しました。今度こそ!とフライを投げるも、茶色のパラシュートは見向きもされませんでした(T_T)

 時間はもはや16時半になろうとしていました。一気にボート乗り場前まで移動して、終了時刻寸前の僅かな時間を賭けようとするも、同様の考えで先に入っていた男女カップルの船が頑張っていました。ガッツあるなぁ。
 離れたところをウロウロするもチャンスは訪れず、16時50分と終了時刻はまさに目前。熱心にフライロッドを振る男女カップルの船の後ろを通って浅瀬に進み、荷物を陸揚げしました。ボートを回漕して返却すると17時を5分オーバーしちゃいました。ボート管理のお兄さん、ごめんなさい。

 後片付けをして、荷物を手に持って運び始めたら雨が降ってきた。もうちょっとで濡れずに済んだのに、カッパを片付けてから降られるとは…ツイテナイ。
 ホウホウの態で荷物を車に乗せて、帰路に付く前に情報を確認すると関越道も東北道も渋滞は無いようです。しかし時間は18時前。これから暗くなる上に雨が降っているとあれば、金精峠越えといろは坂の下りを避けるべきだろう、と関越道ルートで帰ります。

 途中、コンビニで休憩・仮眠をとり、赤城高原SAで晩御飯にタンメンを食べて、自宅に帰ってきたのは22時半頃でした。

疲れたら甘いモノ
ファミマの黒蜜きな粉フラッペでリフレッシュ

野菜を摂らなきゃね
晩ゴハンは野菜たっぷりタンメン

 先々週の八千穂レイク先週の精進湖に続く高原の湖三連戦は、三連敗に終わってしまいました。最近魚を釣ってないなぁ…トホホイ。

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