サイドバッグを付けてみた
バイクで出掛ける際に、何らかの荷物を持って行きたい場合があります。純正オプションの荷台を納車時から装備していますので、これを活用してカバンを積載しています。
もっと荷物を!と欲張った時、車体右側後方のマフラーの上方のスペースが目に留まりました。ここにレンタルバイク生活で使っていたRSB306スポーツスリムサイドバッグ.40(RSタイチ)を片方だけ付けてみる、という方法を思いつきました。
片方のバッグで容量が13リットル、さらにファスナーを開いて幅を23cmに広げると容量が20リットルまで拡大されます。これだけの積載量拡大は大きな魅力です。
RSB306スポーツスリムサイドバッグ.40(RSタイチ)
こんな感じ
バッグのカタログ記載の寸法を確認すると高さが30cmあります。荷台からマフラーまでの距離を測ってみると約25cmなので、マフラーに触れてナイロン生地のバッグの底が溶けてしまいそうです。
このバッグは後ろに行くにつれて底が浅くなる、いわゆるケツ上がりデザインです。しかし左右を逆に付けると前後が入れ替わって、前方の底を浅く設置できるな…と気づきました。これならマフラーに触れないかも?と2018年7月21日、暑い中バッグをあてがって確認しました。
なんだかイケそうです。マフラーからの排気をバッグに浴びせ掛けそうな気がしますけど(笑)バッグとフレームの斜めのラインが合っていて、何だかお似合いかも?
このサイドバッグに付属の接続ベルトは、シートに巻き付ける方式なので使えません。そこでバックルとPPテープで別途、ロードホッパー専用接続ベルトを作りました。
接続ベルトです
PPテープの端を半分捩じって輪を作り、糸で留めただけの簡単な造りです。糸だけは強いものを!とPEライン50lb(5号)を使っています。
これを荷台の縦棒に輪を通して絞めます。片方のテープの端にはバックルを通して、テープの長さを調整します。
荷台の外側の縦棒にはサドルバッグセッティングの肩紐を回しているので、接続ベルトを掛けるところがありません。内側の縦棒に接続ベルトを固定すると、肩紐をうまくかわせる上に、プラスチックの接続具を肩紐の上に乗せられました。振動による破損を防止できそうです。
バッグ天面にある連結ベルトは本来、左右を合わせてタンデムシートを覆います。このベルトに同乗者が座ればお尻には優しいし、荷物を載せればシートの傷付き防止と荷崩れ防止になります。いずれにせよこのベルトで左右のバッグを連結して落下を防いでいる、と考えられます。正直バックルだけでは破損→落下が心配なので、連結ベルトを使って脱落防止策を考えました。
ダイソーで買ったマジックテープを2枚持ってきて、端の♂テープ部分を切ります。♀テープの無い面を貼り合わせて、革用の縫い針とPE5号の糸を使って両サイドの端を縫い合わせます。
二枚のマジックテープを背中合わせに縫い合わせ
これなら♂マジックテープの間に挟んで貼り合わせることができます。接続ベルトの端で貼り合わせれば、接続ベルトがベルトループになりました。
こんな風に貼ります
このループにマルチレインザックの胸ベルトを通して、脱落防止ヒモとしました。この上にテントなどの荷物を縛るとさらなる脱落防止策となりそうです。
他の懸念としては、バッグの長さが40cm(カタログ値)あるのでウィンカーに被ってしまいます。前側の接続ベルトを短めにして、ウィンカーに当たらないようにセットしました。とにかく振動で終始バッグが震えるはずなので、ウィンカーを叩いて折ってしまわないように前よりにセットします。
バッグがウィンカーに被さってますね
このセッティングで2019年5~6月の九州ツーリングに出掛けました。途中で雨が降ってきた際に、パンパンに物を詰めていたこのバッグの中からカッパ上下とブーツカバーを取り出したところ、隙間ができたためバッグが型崩れを起こし、マフラーに触れたバッグの底に穴が空いて、ファスナーが溶けてしまいました。
あぁ~穴が
ファスナーが溶けたので、畳んで使うことはできないものの、底に空いた穴はビニールテープで塞げばなんとか、まだ使えるかしら…?と頑張っていたのですが、9月の長野釣ーリングで接続ベルトが切れてしまいました。どう考えても素人作業で縫い直すのは不可能です。
ベルトが切れた、というか抜けちゃった
底がマフラーに当たらないようにと、バッグ側の短いベルトが荷台外側の縦棒に乗るくらいハーネスを締め込んでいました。そうするとバッグ自体の重量及び振動によってかかる力の全てが、縫い目に直接掛かってしまったようです。短いとはいえバッグ側にあるベルトがあることで、縫い目に力が掛からないように支えていたようです。やはりバッグ本体の高さがあるのでロードホッパーで使うには無理があると、判断せざるを得ませんね。
壊れたので捨てようかとも思ったのですが、セローを借りて北海道釣ーリングやクロスカブCC110を借りて伊豆大島キャンプ釣ーリングなど、ロードホッパー購入後もバイクをレンタルして活用していましたから、まだまだ用途があるよねぇ…と思い留まりました(笑)。
そこで修理か可能か、あるいは壊れてしまった方だけ購入できないか、RSタイチのホームページから、写真を添付し問い合わせて見ました。
カスタマーサポートの担当者から検品するから左右のバッグを送ってくれと返信が来ました。うーん、送らなくて良いように写真を添付したんだが…まぁプロがモノを見たら分かるコトもあるんでしょう、と段ボールに詰めて26日、発送しました。
10月29日、担当者さんから連絡があって、検品したところ外装も綺麗で経時劣化とは思えない。ベルトの生地が切れずにスポンと抜けた感じから縫製の不具合も否定できないので、新品に交換しますとのことでした。
11月2日、交換した新品が届きました。
親切な対応をして頂きましたので、今回はご厚意に甘えたいと思います。でも、カバンの底がマフラーに付いて穴が空く→下にずり落ちないようにD環付きベルトを荷台の上に乗るまで絞り上げる、という固定はメーカー想定外の使い方ですよね。また同様のことが起きると思うので、今後はロードホッパーへの積載は避け、レンタルバイク生活で通常通りの装着方法をして使用します。
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