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1999年モルジブ釣行記

初の海外旅行。GTに初挑戦。

1999-10-07~1999-10-14

その4

4日目

 この日の朝、国内線の帰りの便を調べてみると、全席満席で結局当初の予定通り5日間、この島に滞在することが決定です。仕方が無いので、小物を中心にGTが出ればラッキーということに落ち着いてしまいました。

 こんな形でザウルスGAOのライトタックルを登場させたくなかったのですが、まぁこれも新天地開拓の宿命です。それならそれで、とお手製ミノーペンシルを登場させます。

 ところが、これがもう楽しい楽しい爆釣状態になったのでした。水深の浅いリーフに船を付けて、ミノーペンシルを水面で激しく引きます。これで根魚(?)を水面に出すというのはもはやバス釣りのテクニックです。
 バス釣りの経験がない3人に対して、僕一人申し訳ないくらいに楽しんでしまいました。ちょっと悲しいんですけど。(T_T)

ま、こういうのは、ね
ミノーペンシルの高速トゥイッチです。
水面を掻き回すくらい引いて、ヒラを打たせて食わせました。

 この釣りではハタ系の魚が3種類くらい。ダツにカツオ。カスミにお決まりのレッドスナッパーと魚種だけは豊富に釣れました。またこの日の夜、あまりにも釣れないので夜釣りに行くと、アジにそっくりな魚が小型ミノーに食いついてきました。

5日目

 もうこの日になるとGTなんて考えにもありません。まず朝マズメに陸っぱりを楽しもう。モルジブじゃ滅多にできないぞということで早速出陣しました。

 港脇の砂浜から入って行って、島の端の潮流のあるところの向こうに小規模なテーブル上のリーフを発見しました。このあたりのポイント選びもバス釣りの要領です。ミノーペンシルを投げるとすぐにバイトがありました。
 ノセ切れずに大声で悔しがっていたら、現地の子供達がやってきました。拙い英語で会話を試みると「写真を撮ってくれ。」と言ってます。そこで撮ったのがこの写真です。

ネットで見つけられ…ないか
モルジブの少年達。撮ったはいいのですが見せてあげられないなぁ。

 「何をやっているんですか?魚釣り?」と聞いているようだったので、「そうだよ。こういう魚のようなニセモノの餌で釣るんだよ。」とルアーを見せたら興味津々で覗き込んでいました。
 こうやるんだよ、と投げていると、またもやチェイスがあって水柱が立ちます。しかしノセられませんでした。「やっちまったぁ~」と叫ぶと、子供達は何やら叫んで笑いながら帰って行っちゃった。ヘンなヤツと思われちゃったんでしょう。

 するとしばらくしてお父ちゃんらしき人を連れてきました。(^^;) 彼は「普段オレ達はこうやって釣るんだ。」と手釣りを始めます。これがペットボトルに巻きつけた糸を放り投げるというアバウトなものなんですが、早速アタリがあった様子。針がデカ過ぎて釣れなかったのですが、さすがにモルジブ。豊かな海だなぁと感心させられました。

 その後3兄弟も加わって陸っぱりを楽しんだのですが、僕のノらずに叫ぶミノーペンシルの釣りは楽しそうに見えたようです。後で好勝くんから「おれにも作ってくれ」と依頼が来てしまいました。

 午後は餌釣りとなりました。こちらは現地の船頭が喜んでレッドスナッパーを釣り、オイラはやっぱりミノーペンシルを投げ続けていました。ポツポツ釣れてくるのですが、もう釣果はどうでもよくなっちゃって、インド洋に沈む大きな綺麗な夕日がとても印象的で、他のことなんか忘れてしまいました。

6日目

 翌日の6日目はMale(マーレ)に帰ります。朝パッキングを済ませたら、ドーニで空港へ行きます。国内線でMale(マーレ)に着いたら、飛行機の時間までホテルでノンビリ午睡を楽しみます。
 出発前の空港内でタバコ・地図・チョコレートとお土産三種の神器を買いこみ、またもや長時間揺られて機上の人になりました。
 そのままコロンボを経由して成田へ到着しました。帰りの車も特に混雑無く、無事帰宅しました。

その5へ続く

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