お魚に引っ張られに行こう
25日(水)旅は5日目、釣りは3日目になりました。早朝Huvarafushi(フバラフシ)を出航します。体調もそろそろモルジブの気候に慣れて、エンジンが掛かってくる頃です。
この日はペンシル投げ倒しDayと個人的に決めて、テクノガーラの色を昨日まで使っていたイエロー/レッドヘッドからブルーに代えてみました。イエロー/レッドヘッドはバナナフィッシュと呼ばれる黄色い魚にマッチしているんじゃないかな?と思っていたのですが、GTの追いかけ方が淡白な気がしていました。
この日はフッキングが絶好調で、釣り開始から朝食までを僕は朝練と呼んでいたのですが、カラーチェンジのおかげなのか、朝練だけで3バイト3キャッチのパーフェクト。もうフラフラになってしまいました。
朝食を食べてエネルギー補給をした後は日も高くなり、GTの出方も穏やかになってゆったりとした釣りになりました。釣りも3日目となるとそろそろライントラブルも出てくるようになります。
テクノガーラを引いているとドバン!と出たのでアワセたらバチッ!と切れてしまいました。魚に持っていかれたかと思いましたが幸いすぐに口から離れたようでプカプカ浮いていました。船を回してクルーが回収してくれました。
好勝くんが「ノットのすぐ上で切れてるで。見てみ。」と言ったので確認するとまさにその通り。FGノットはすぐ上の部分がウィークポイントになるのでしょうか?
昼食時は島の浅瀬近くに停泊しました。これまでの旅には珍しく、たっぷり時間を掛けて昼休みをとることになりました。ライトゲームでは武部くんが絶好調でバラフエやチビキを立て続けに釣った後、赤いハタを釣り上げました。これは旨いぞということで早速お刺身にして昼食に出してもらいました。日本から持参の醤油と山葵で頂くともう絶品!ナイス!好勝くん!
島の近くでライトゲーム。
軽めのジグをしゃくっても充分楽しい。
三島さんがスポーツパンツのまま海に飛び込んだのを見て、僕も普通のトランクス一丁で右手にクワトロを持ってサブンと飛び込みました。目指すは砂浜近くのシモリ根周り。始めて竿を持って泳ぐという行為をしてみたのですがこれがなかなか難しい。
立ち泳ぎをしながらキャストもしてみたのですが、こんなんするもんじゃねぇ!というくらい難しい。ヒーコラ泳いで砂浜に上陸し、沈み岩に立ってシモリ根周りにベビポを投げてみました。すると3発くらいバシャ!とバイトがあったのですがフッキングせず。もうちょっとおっきいルアーが良かった…と思っても後の祭り。小型ボートで回収してもらうまで粘ってみたのですがフッキングさせることはできませんでした。
午後の休みは2時過ぎまで、めいめいゆっくりのんびりお昼寝などしながらリゾート気分を堪能しました。こんなのんびりしたのは始めてでした。(^^;)
あんまりのんびりし過ぎたせいか、午後の釣りになっても三島さんがなかなか出てこない。釣って泳いで疲れて寝てしまったようでした。再開後1時間ほど経って、ようやくGTが釣れた頃、ゆっくり起きてきました。
GTをキャッチ(1min48sec)
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その後は程良い感じで釣れたのですが、またもやPEライン切れが起こり、結局テクノガーラ(青)をロストしてしまいました。やっぱりマメに結び直さないとダメですね。当たりルアーだっただけに残念です。昨年のモルジブで大活躍してくれたテクノガーラ(金/黒ヘッド)を引っ張りだしてきて、後半戦に頑張ってもらうことにしました。
後半戦では昨年セイルフィッシュを掛けて、ジャンプ一発でバラしてしまった沈船ポイントも回りました。昨年は2日連続で30kgアップが出たのですが、今年はお留守のようでした。昨年来た時とは潮の流れ方が違うようで、船の流し方も異なっており、魚が出てくるような雰囲気ではありませんでした。
もちろんセイルフィッシュがご挨拶してくれることも無し。他の場所で遠目に跳ねているのを見たのはありましたが、そうそう何度もキャスティングのレンジに入ってきて、ルアーをくわえる魚ではありません。
この日はなかなかバラしが少なくGTを7本釣り上げることができました。Ihavandhippolhu(イハバンディッポル)環礁をぐるりと巡って釣って行き、Huvarafushi(フバラフシ)へ戻ってくるというルートでした。
釣り4日目(全行程6日目)の26日(木)、Huvarafushi(フバラフシ)を出航して釣りを開始します。疲れるが楽しい朝練が始まると昨日の好調が嘘のようにバラシが頻発してしまいます。朝練だけで痛恨の2連発バラシをやらかしてしまいました。
風が強いので船の揺れが大きくなってくると途端にフッキングが悪くなります。また昨日まで右舷中心に釣りをしていたこともあって、左舷で魚を掛けるとトモに移動する時にテンションが緩むのです。右手で竿を掴んで左手でリールを巻きながら移動するのですが、船が揺れて左手で船のどこかを掴むとリールが巻けない。体の左側へ竿を煽ってテンションを保つのに苦労し、ようやく1本獲ることができました。
バラしてバラしてようやく獲ったこの一本。
この日の昼間は島周りを中心にポッピングをしてみました。シーフロッグにはペンシルに負けないくらいのバイトがあるのですが、とにかくフッキングしないのです。昨日のペンシルでの好調とは裏腹に、少なくとも5~6発は出ているのですが悉くスカを喰らってしまいました。
この日の昼もアンカーを打って、お昼のお休み時間をとりました。
午前中、全然フッキングできなかったシーフロッグに代えて、午後はイラブチャー♀を投入してみます。説明書には直結をおすすめしますと書いてあるので130lbナイロンを直結します。ここらで一発!との思いを込めて島周りへキャスト。動かしてみるとシーフロッグに比べてパシャーっと前へ軽めの水しぶきが出ます。ふんふん。素軽い感じやねと投げること3投目。バシャ!と水しぶきがあがったのを見て、出たぁ!とあわせると何やら軽い。巻き取ってみるとリーダーがすっぱりイカれてました。一発で失くしてしまうとは…。高かったんだよ~これ。と泣きが入ります。
この頃ステラからヘンな異音が出てくるようになりました。リールを巻くとシャーシャーとどこかに擦れているような音が聞こえてきます。結局最後までそのまま使い倒しましたが、いつかの機会でメンテナンスをサボってしまったようです。
バックアップのSaltigaZでは速引きは辛いので、ややゆっくり巻いても何とかなりそうなルアーと考えて、好勝くんお勧めのザウルスのトビペン(銀/オレンジバック)を結びました。極端な話、ナブラ撃ちならゆっくりめでヌメヌメ泳いでいればイケるかな?と。
夕マヅメのナブラ撃ちにはなかなかの威力を見せてくれて、2本のGTを獲ることができました。飛距離があまり出ないのでトバズ(飛ばず)ペンなどと言われておりましたが、ちゃんとGTを獲ってきましたのでトビペン教の信者になりました。(^^;)
この日はGTを3本釣り上げることができました。この日もIhavandhippolhu環礁を巡り、昨日回れなかったところにも行って、Huvarafushi(フバラフシ)に戻ってきました。
その4へ続く
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