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2004年モルジブGT釣り紀行

お魚に引っ張られに行こう

2004-08-21~2004-08-30

その4

 27日(金)は釣りも5日目(全行程7日目)となります。すっかり見慣れたHuvarafushi(フバラフシ)をいつもより1時間早く起きて出航します。これまでの釣果を見て、浩一郎さんは朝のいい時間に実績のある場所を狙いたいと昨晩船長と立てた作戦が実行されます。

 1時間環礁を横切るように走った後、アウトリーフに出たところから釣り開始。朝イチの勝負時にいよいよグランドカーニバルか?と期待も高まります。
 めいめい気合を入れてルアーを投げていくのですが、GTからのご挨拶はありませんでした。
 水平線まで続いている長いリーフのよさそうなところを撃ちながら、ようやくGTが出始めたのは9時を回る頃だったでしょうか。ようやくナブラが現れてペンシルを投げるとドカン!と出てきました。
 流れてくる潮を遡るように船を進めているので、そのうち釣れるようになるとの浩一郎さんの目論見通りではあるのですが、GTの活性がもう少し高ければ…というところでした。

待ってたよ~
ゴールデンタイムにはちょっと遅かったが
待望の一本です。

 結構揺れる中、朝食をとり、その後も延々と続いていくアウトリーフを攻めていきます。波が崩れるリーフエッジがずっと続いていく景色は、浅い綺麗な島周りと異なり、また別の感動を与えてくれるものでした。

 この日の昼はMaarandhoo(マーランドゥー)に停泊し、ゆっくり時間をとって調理・食事・休みとなりました。この近くではリゾートが建設中とのことで、恐らく最も北にあるリゾートになるのではないかと思います。
 船を留めたところの水深が結構浅くて約20mくらいでした。1ozくらいの軽いメタルジグで底が取れるので、底を重点的にヨーヨージギングを試してみると20cmくらいのハタが釣れました。お刺身ゲット。昼食に一緒に出してくれましたが、やっぱり旨い。ナイス!俺!と何度も叫んでしまいました。(^^;)

とても綺麗な海でした
Maarandhoo(マーランドゥー)の桟橋前

任せた!
ライトゲーム大将の好勝くん。

 午後は島周りをあちこち巡っていくうちにUtheemu(ウティーム)にやってきました。昨年も来てモルジブで最も古い歴史的な島との説明を受けたところです。寺院を見ながらこの島周りもシーフロッグで攻めていきました。昨年は小型のGTが1本出てきてくれたのですが、今年はご挨拶にきてくれませんでした。

 夕方、そろそろ日暮れが近づいて、停泊するDhidhdhoo(ディッドゥー)の港のある島が見えてきました。最後に島を1/4周するように流していくと夕マズメのいい時間に入ったようで、順番にキャストしていくとGTのバイトが続きました。余裕をもって4人が二順くらいしたでしょうか。非常に気持ちよく釣って、この日を締めることができました。

 この日はGTを2本、カスミアジを1本釣ることができました。Ihavandhippolhu(イハバンディッポル)環礁のインリーフを北上して突っ切り、西側アウトリーフを回って、Haa Afifu(ハーアリフ)環礁に戻ってくるルートでした。最後はDhidhdhoo(ディッドゥー)の港に入って停泊しました。

 釣り6日目(全行程8日目)の28日(土)となると、いよいよ旅の終わりも見えてきます。Dhidhdhoo(ディッドゥー)を出航します。

 朝イチはDhidhdhoo(ディッドゥー)の港を出て、目の前の小島回りから釣り開始です。出港後15分でもうファーストキャスト。まさにサファリボートらしい一日のスタートです。

 島を巡って次のポイントへ行くと、小魚のナブラを見つけました。トビペン(ザウルス)を投げると一発でドバン!やはりこのルアー、ナブラ撃ちには威力を発揮します。

 朝マズメの時間帯はナブラが多いのですが、日が昇るとやはり減ってきます。時折見つけてもGTが付いていないか、反応しないか。そうすると島回りを撃つことが多いので、次第にポッピングの出番が増えていきます。
 今回のメンバーでは僕が一番ポッパーを投げる機会が多かったのですが、あまり追いかけてこないうえになかなか掛けられない、となるとやはりペンシルに…、ということになっちゃいます。名誉を挽回とばかりに頑張るのですが、やはりなかなか掛けられなくってちょっと残念でした。

 もはや恒例になったお昼の小物釣りタイムは、武部くんがクワトロを持ち出して1/2ozのファントム2を投げ始めました。すると1投目でこれまでTD-S2500iAでは聞いたことのないような凄いドラグ音を響かせて魚がヒット!あっという間にバレてしまったのですが、なかなかのサイズのバラクーダだったようです。GTの合間の小物釣りでもライトタックルならスリリングです。

 午後もインリーフの島回りを撃っていきます。日が傾いてくると小魚の気配も増えてきて、ナブラと遭遇する機会が増えてくるようでした。次第にシーフロッグでのポッピングからトビペンのナブラ撃ちへと変わっていきます。

 夕暮れが近づいて、この日停泊するKulhudhuffushi(クルドゥフシ)の港が見えてきました。今日の釣りもそろそろお終い…という頃、この港から見て左サイドのコーナーがとても良さそうに見えました。何故か出てくるんじゃないか?という確信めいたものを感じてトビペンをキャストするとバシュッ!と魚が出てきました。

いい魚です
一日の終わりを飾るカスミアジでした。

 この日の釣果はGT4本、カスミアジが2本でした。Haa Alifu(ハーアリフ)環礁の東をインリーフ側の島伝いに回り、Haa Dhaalu(ハーダール)環礁へと巡るルートでした。Kulhudhuffushi(クルドゥフシ)の港で停泊です。

その5へ続く

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