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涼しい山上湖でマスを釣ろう

裏磐梯フォレストスプリングスへ行ってきました

2009-07-25

その1

 夏がやってきました。
 うちの彼女から山の上の涼しい湖でマスを釣りたいととても素敵なリクエストを頂きました。冷たい水を好むマスを釣るには夏場は厳しくなるのですが、あれこれ頭を捻って計画を立ててみました。

 白羽の矢を立てたのは裏磐梯フォレストスプリングスです。
 実はここ以前に来たことがあります。2005年の夏休みにフライでヤマメ&スモール釣行に行った際にご厄介になったペンション風来坊のご主人が支配人をされていたので少しお邪魔しました。
 その際はここで釣りはしなかったのですが、非常に静かで良さそうなところだと思っていたのです。ペンション風来坊では裏磐梯FSの利用券とセットになった宿泊パックがあり、これを活用することにしました。

 9時頃集合し出発。東北道と磐越道を約3時間かけてひた走り、お昼頃に猪苗代磐梯高原ICに着きましたので、まずは昼食をと猪苗代町市街地に向かいます。
 ガイドブックに乗っていたしおや蔵という蕎麦屋は、古い土蔵を改装しているとか。意外にすんなり見つかりました。

古い蔵がいい感じ
蕎麦処 しおや蔵

 やや強くなってきた風が店内を抜けて涼しく、ちょう第61回磐梯まつりが行われている最中で、神輿が練り歩く祭囃子が聞こえてきて、気分よくお蕎麦を頂きました。

結構お腹が膨れました
ごちそうさまでした

 食事を終えて出発です。磐梯山は残念ながら雲が掛っていて全容を見ることができませんが、脇を通って山道を登っていくと車内を通り抜ける風が次第にからっと涼しく心地よいものに変わっていくのが分かります。

雲が残念
市街地から見る磐梯山

 今回の宿であるペンション風来坊に無事到着、チェックインします。荷物を置いた後は、裏磐梯FSへ出発します。車で5分とかからないほど近くにあります。

綺麗に晴れました
裏磐梯FSの駐車場から見る磐梯山

 裏磐梯FSに到着すると駐車場から見える磐梯山は、いつの間にやらその姿を見せてくれていました。綺麗に晴れて幸先が良いね、と話しながらクラブハウスへ向かいます。
 受付で料金を払います。その際に受付のお兄さんに釣れてますか?と訊くと人によって釣れたの基準が違うから…などと哲学チックなことをおっしゃる。よくよく聞き出すと2匹とかあまり釣れていない様子です。すんなり釣れてないですねと言えばいいのにね。

 今回は彼女にフロートチューブに初挑戦してもらいます。POPEYE 16 NORTH春日部店で20,000円を切る激安フロートチューブ+ウェーダー+フィン+ポンプの4点セットを購入しました。
 乗り降りのし易さから彼女には愛用のリバレイRF-72V customを使ってもらいます。激安セットのウェーダーが大き過ぎるのですが、いざ水に入ると問題は無かったようです。

面白いと喜んでくれました
フロートチューブ初体験

 彼女には普段管理釣り場で使っている道具を使ってルアーで釣りをしてもらいます。先ほどのお兄さんの情報を頼りにクランクベイトやミノーを中心に使ってもらいました。

 僕はO型の激安フロートチューブに乗ります。久しぶりのO型はスピードこそ出ませんが、回頭性が高いので結構好きです。

前のめりになれるのもスキ(笑)
久しぶりのO型

 二人で沖に出ていくと、U型は座面が高く、体重の軽い彼女はさらに水面に高く浮いています。通常に加えて水の抵抗が少なくなり、追い風に乗ってスイスイと進んで行きます。水中に没している部分が多くなるO型の僕は瞬く間に置いていかれます。わ~待ってぇ。

あっと言う間でした
どんどん進んで行きました

 僕はフライで挑みます。トライデント+ベリル+WF6F BBTのセットに、暑い時期になったから気分はテレストリアル(陸棲昆虫)よね?とピーコックハールボディの黒いパラシュートを結びます。
 岸沿いの木の陰などに投げ込んではマスが食いつくのを待ちますが、一回パシャっと魚がご挨拶だけしてくれました。

 湖の奥でようやく彼女に追いついたら、周りで大きな魚が跳ねて怖いと言い出します。しばらく釣っていると、なるほど時折50cmクラスの大物がボラのように飛び跳ねています。あまりに近いとぶつかるんじゃないかと思い始めれば確かに怖いかも。

 あまりに釣れないものですから、いよいよ奥の手とも言えるBSに切り替えます。というかBSスカッドの威力に頼りたいのです。
 フロートチューブの上でリールを交換するのはコトですが、面倒がらずにランニングラインとシンキングのシューティングヘッドを巻いたバテンキルへ切り替えます。

 ところがこちらも反応なし。ティペットを1.5mとったので、ちょっと長すぎたかもしれません。
 あっという間に時間が過ぎて17時を回ってしまいました。帰りにトローリングをしていたら、一匹魚が付いてきただけ。食ってくれないし。

ご機嫌さんです
あがる間際です

 あがろうとしていると受付のお兄さんが来て一雨きそうですからあがってくださいとのこと。遠くの空でゴロゴロ音が聞こえてきました。
 後片付けをしている時からポツポツと降り始め、ちょうど宿に戻ると強い雨が降り出しました。危ないタイミングでした。

 宿で寛いでいると、早々に晩御飯の時間がやってきました。この宿はお箸で食べる和食が特徴。山の幸をふんだんに使った料理が絶品ですので、今回もすぐさま思い浮かんだ次第なのです。

この食事に惹かれて2度目の投宿
美味しく頂きました

 特にお米の栽培から始めたという宿オリジナルの日本酒がとても美味しく、料理ともバッチリ!二人でグイグイ(といっても濁り酒とあわせて2合ですが)飲んで、あっという間に上機嫌。
 食事を終えて部屋に戻ると、二人ともベッドに直行するやいなや沈没してしまいました。

 ご主人に釣りの話を伺いたいところだったのですが、消灯の時間を過ぎており、改めてお風呂を頂いて、明日に備えて就寝したのでした。 

その2へ続く

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