2年半ぶりにGTに引っ張られよう
GT遠征に行くことになりました。前回2011年10月にオーストラリア遠征を企てたものの、出発日の朝に低気圧の襲来により中止となりましたので、およそ2年半ぶりです。
今回の行き先はインドのアンダマン諸島です。当初はその南にあるニコバル諸島を目的地にしていたのですが、許可が下りずに断念し、前回に訪れた2005年以来2度目の釣行となりました。
2月26日の11時にレンタカーを借りて荷物を積み込み、いざ成田へ出発します。今回は到着が羽田なので、成田空港近くの駐車場に車を預けることができません。事前の宅急便使用も間に合わなかったのでこんな方法になってしまいました。
出発が日曜日とあって、彼女が見送り&手伝いに来てくれました。14時前に成田に到着し、遅いお昼ご飯を取ったら、幹事の浩一郎さんと集合です。
17時15分発のタイ航空で一路バンコクへ。22時15分に到着後、23時25分発のコルカタ行きに乗り換えて、27日の2時頃コルカタへ到着しました。無事入国審査を終えて荷物を受け取り、外へ出ます。
ここで今回の旅行の手配をお願いしたボダイジュツアーズのソヌ氏と合流します。ソヌ氏は日本にやってきて、奥さんのお兄さんに釣りを教えてもらって好きになったというインド人です。浩一郎さんから今回のGT遠征の注文を受けてぜひ一緒に行きたいと言ってくれました。我々としてもインド人のコーディネイターが釣り大好き!で同行となれば心強いし楽しいし、と否やはありません。
さらに5時35分発の国内線に乗って、目指す南アンダマン島の玄関となる都市ポートブレア(Port Blair)に着いたのは7時30分過ぎでした。
アンダマン諸島はインド国内でも特別な扱いのようで、国内線での到着に関わらず、ポートブレア空港でも再び入国(入域?)審査があります。我々の前に日本人女性が1人いたので珍しいねと話しあっておりました。
空港に到着したらソヌさんが手配した車で港へ移動します。その途中、空港のすぐ外で立っているさきほどの日本人女性をソヌさんが発見しました。車を停めさせてあの人日本人ですから声を掛けましょうと浩一郎さんを伴って歩いていきます。
聞くとこれから北の方へ行ってダイビングをやるというゆり子さん。2週間ほど(だったかな?)の予定でインドを旅しているんだそうです。バスセンターへ向かうとのことで、途中まで乗っていきませんか?と声を掛けると助かりますと相成った次第。HPのいい天気、いい気分@世界旅行の名刺を頂き、記念撮影まで応じてくれました。ありがとうございます。
車内でアレコレお話ししていると、バスセンターまではあっという間です。ここでゆり子さんとお別れの後、我々は港へ向かい、これから5日間を過ごす船に乗船します。
この船はタイのプーケットより回航してきたとのこと。キャプテンはオーストラリア人です。クルーはタイ人のロイ。挨拶もそこそこに早速キャビンで海図を広げ、ミーティングを行います。というのも事前に停泊地を申請しないと出航の許可が下りないのだそうです。アンダマン・ニコバル諸島はインド政府が現地住民の保護を行っている関係上、外国人旅行者が好き放題にウロウロというワケにはいかないのです。
行程を打ち合わせて決定したのは、最初にポートブレアの東の沖合いにあるInvisible Bankと呼ばれる浅瀬の地区に行き、戻ってきて東海岸を北上し、折り返して戻ってくる、というルートです。4日間の停泊地を決定して申請したら、いざ出発です。
港を出たらクルーが早速トローリングの準備を始めます。オーストラリア人キャプテンなのでもしや…と思っていましたが、やっはりトローリングキャプテンだったのね。
我々はトローリングに全く興味がないので何も流さないでサッサと行ってや~と伝えるのですが、スピードを出すと燃費が悪いそうで(ホンマか?)、まぁ好きにやってもらうことにしました。
ところがこれはこれで、釣りの経験の少ないソヌさんにとっては非常に楽しい経験になったようで、結果オーライでした。
サワラが釣れました
夕方になって目指すInvisible Bankに到着しました。GT狙いは明日の朝だね、と早々に錨を下ろして停泊の準備です。日が沈むまでには少し時間があるので、メタルジグを落としてみます。水深は10~20mと浅いと聞きましたので、まずは30gで。
底まで落としてみると15m程しかありません。これは浅いから底近くで…と、リーリングしないヨーヨージギングで誘うと、初物がきました。
バラハタが釣れました
ライトジギングタックル
ROD:Fenwick OceanStyle OSJK-60C-M-J
REEL:ABU Ambassadeur 6000C3
LINE:PE4号
LEADER:VARIVAS Shockleader 60lb
とても美味しい魚なのですが、さっきの食べ頃カツオをクルーのロイが刺身に調理中だったのでリリースしました。そしてソヌさんに竿を手渡してジギングに挑戦してもらいます。
ソヌさんにもバラハタが釣れました
潮が強くなったので80gのジグに替えるともう少し釣りやすくなりました。
ギュン!と強い引きで竿が絞り込まれて、ソヌさんがどうしよう?と困った顔でこちらを見ます。竿を受け取ってみると根掛かりかな?と思ったのですが、どうやら根に潜られてしまったよう。少しテンションを掛けたり緩めたりすると出てきたので、取り込んでみるとバラフエでした。
Invisible Bankは絶海の岩場ですが、海は湖のように凪いでいます。浅瀬に錨を下ろしたままカツオの刺身に舌鼓を打ち、ロイが作ってくれた晩ゴハンを頂いて27日の夜は就寝となりました。
その2へ続く
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