ホーム整備日誌

一輪トレーラーが欲しい

鞄を載せて長い旅に出たい

その1

発端

 ある時、ネットでmoto-muleという一輪トレーラーの画像を見つけました。一目見て俄然これが欲しい!と惚れ込んでしまいました。
 一輪トレーラーに大きなカバンを載せてバイクで引っ張れば、積載量が少ないロードホッパーでも長い旅に出られる…そんな夢が膨らんだのです。

 あまりに夢が膨らんで勢いが余ってしまって、載せたいカバンをヤフオクで2018年5月20日にポチってしまいました(笑)。

こんなヤツです
買っちゃった(笑)

 グローブトロッターのスーツケース26インチサイズです。宮城の古物販売業者が出品していたものです。とても雰囲気のあるクラシカルなデザインで、昔から現在に至るまで非常に人気があります。旅に出たくなるカバンと本末転倒(笑)な評判さえ聞かれるくらいです。
 このモデルはキャスター(車輪)がありません。さらにカバン自体が重いので、お付きの人に持たせるような不便なカバンなのですが、見た目で惚れました。ロードホッパーと同じです(笑)。
 不便な車輪無しモデルのせいか、送料税込み40,120円でした。旅を彩るアイテムとしては安いんじゃないかと思います。新品を買うと倍以上しちゃいますから。これを一輪トレーラーに乗せて、バイクで曳いてアチコチを走って旅をしたいと想像が掻き立てられたのです。

 その後、moto-muleのFacebookページを見ていると、他の部品製作が中心になって、最近トレーラーは作っていないとアナウンスがありました。残念。
 しかし僕が欲しいのは先代のモデルで、既に作っていないようでした。moto-muleそのものではなく、ピッタリ合う代わりのものを探すか、好みに合わせて製作依頼するしか無いようです。

かなり近いが要改造
旧タイプ
コンテナケースの底に穴をあけてボルトで固定します

ちょっと違う
新タイプ
カゴ状になっているのでコンテナケースを入れるだけ

 モデルチェンジしたカゴタイプは、コンテナを入れる前提なので、僕のカバンのサイズに合いません。旧タイプのように平らであれば、ベルトでカバンを固定することができるかも知れません。

底が目の字型の梯子状がいいかな?
こういう感じがいいなぁ

 サスペンションの有無には拘らないのですが、荷崩れが起きないようにしたいです。うっかりカバンが落ちると大事故になりかねません。ロードホッパーにはリアサスペンションが無いので、カバンはライダーより待遇が良くなっちゃう?(笑)

 着脱が容易であることも重要な要件です。いつも引っ張るわけじゃない、というか、泊まり以上の旅に出る時くらいしか使わないはずなので。出先でちょっと外して、身軽に走る…ってことも想定したいですね。

 当然なのは車検が取れることです。作るだけならともかく、法律に適合させるまでのノウハウはプロにとって立派なメシのタネなので、金に糸目は付けない…とまでは言わないけど、ケチるつもりはありません。

 春・夏・秋と忙しく遊びつつも情報収集をしているうちに、2018年10月のある日、勤務先から長のお勤め、ご苦労さん。連続二週間の休暇を、一年以内にとるようにと言われ、いよいよロードホッパーで長い旅に出る計画に期限(苦笑)が発生しました。お尻に火が付いたので、いよいよ本格的に進めていきます。

相談

 ネットで調べるうちに、トレーラーやサイドカー製作で知られるサクマエンジニアリングという会社に行きあたりました。実は昔、菅生沼や鬼頭沼へ遊びに行った際にサイドカーを飾ってあるショールームを見た記憶があったんですよね。
 とにかく相談しないことには一歩も前へ進まない!と、moto-muleの写真や動画をiPadにダウンロードして、2018年11月3日(土)にショールームに行ってみました。

 土日はショールームでの試乗などの対応ということで、設計や技術的な問い合わせは平日か祝日に専門のスタッフへ相談下さいとのことでしたが、あれこれ親切に対応してくれました。

 ちょうどZZ-R1400にトレーラーを付ける途中の車体を見せて頂きました。オーナーさんは福岡から自走でやってきて、バイクを預けて一旦飛行機で帰られたそうです。トレーラーに賭ける執念が凄いなぁ。

福岡から自走で来たとか!
シート下からヒッチボールのあるアームが伸びています

やはり必要です
黄色いシールが貼ってあるのは配線カプラーです

デカいです
二輪トレーラーです

 これの車体だけで30万円。後は登録などの諸費用が別途かかるとのことでした。正直30万円なら安いと思いました。何の役にも立ちゃしない爆音マフラーへの交換に10万円掛けるより、よっぽど夢が広がります(笑)。

 車検にはもちろん対応しています。ブレーキ灯やウィンカーが必要なので配線は必須です。バイクの電装から配線を取り出す必要があるので、車体を預けて作業をしてもらうことになります。乗れない期間が発生するのがバイクカスタムのデメリットですよね~。

 製作期間については仕様検討、設計、図面作成までに時間が掛かるんです。図面までできてしまえば製作は早いですよとのことでした。モノ作る人達ってだいたいこう言うんですよね~。
 ウチは一輪トレーラーはやってないけど、できるんじゃないかな?とは言ってもらったものの、トレーラーの連結方法と合わせて、設計・技術担当と相談してもらう必要がありますね。バイクに乗ってきてもらって、車体を見せてもらうのが一番早くて確実ですとのことでした。
 ロードホッパーで訪れて、車体を見せると同時に、欲しいトレーラーの形をスケッチにして持ち込むのが良さそうです。その際にはバイクとトレーラーをどうやって繋ぐか?が一番のキモになりそうです。

その2へ続く

Copyright (C) びぃ,2018-11-08,All-Rights Reserved.