ジギングロッドに改造して狙うはイソマグロとのパワー勝負
パーツの加工をします。
ゴム製のエンドキャップは内径が小さく、ジンバル用グリップエンドに入りませんので、少し切ってサイズ合わせをします。
リールシートのスクリュー部分は通常長めにとってあります。フォワードグリップの調整幅を稼ぐためにカットします。
使う予定のリール、今回はダイワのソルティガZ6000をセットして、丁度いい長さを計測したら、目印を付けてノコギリで切り落としました。切り口はヤスリで綺麗にしておきます。
ハンドル部分の各パーツを合わせて採寸します。下からエンドキャップ、ジンバル用グリップエンド、リアグリップ、リールシート、フォワードグリップの順になりますが、リアグリップとフォワードグリップの2箇所のEVAフォームが切って寸法を調節できるパーツです。
ところがリールシートとEVAフォームを並べてみるとどうもバランスが悪いのです。リールシートの外径が30mm、さらにスクリュー部分はもっと太いのですが、フォームの外形が27mmしかないためでした。
見栄えが悪いのは気に入らないので、外径30mmのEVAフォームを買ってきました。このサイズになると色が黒しかないのですが、背に腹は替えられません。
エンドキャップからリールシートまでの長さは脇に挟んでシャクりやすく、ジンバルに刺してファイトする際にリールを巻きやすい長さになるよう、リアグリップの長さを決め、フォワードグリップの長さはジンバルに刺してリフトする時に力を入れ易い長さを探します。
しかし、これまで使ってきたZENAQのJiggerTrust S63-7で特に不具合が無かったので、これを基準にしてしまいます。同じにしておけばあまり操作感も変わらなくて済むかな?と。
EVAフォームの加工をします。まずは設計に合わせて切り、切り口はヤスリで綺麗にならします。
次にEVAフォームの中心に空いた穴が小さくてブランクが通らないので広げます。細い棒にサンドペーパーの#60を両面テープで巻くように貼り付けます。今回は他の作成中のブランクを使いました。
ブランクのティップを床に押し付けて回します。硬く曲がりにくいところがスパイン(背骨)です。この面に目印を付けます。
今回はスパインが上(背骨)になるように組んで、リフティングパワーを稼ぎます。スパインをどこにして竿を組むかは作る人によってまちまちです。
いよいよ接着です。ジンバル用グリップエンドは内径がかなり広く、ブランクの太さが足りませんので、マスキングテープを使って嵩上げをしてゲタにします。
2液性エポキシ接着剤をたっぷり塗って、スパインを上向きにしたら、ジンバル用グリップエンドの切れ込みが+になるような向きに合わせて差し込み接着します。これはジンバルの金属棒を横に通すので、この棒に噛み合うようにするためです。×向きだと役に立ちません。
リアグリップとなるEVAフォームも2液性エポキシ接着剤をたっぷり塗って接着します。
リールシートも内径が広いのでブランクにゲタを履かせて嵩上げをします。スパインとジンバル用グリップエンドの切れ込みの向きに注意しながら、リールシートを接着します。
同様にフォワードグリップを接着します。
ワインディングチェックを接着する箇所のブランク径をノギスで測ると14mmでした。あらためて日本橋のサバロへ行き、内径15mm、メタリックブルーのワインディングチェックを購入しました。
これを接着するのですが、径の差が1mmありますので隙間をスレッドで埋めます。ワインディングチェックの中から少し飛び出したデザインにしてGUDEBRODのDスレッド、NCPの#524ダークブルーで巻いて、その後接着します。
今回作業時間を短縮するために5分硬化型エポキシ接着剤を使ったので、途中の写真はありません。水に濡れる箇所への接着は90分硬化型を使って下さいという説明書きがありますが、サバロの店員さんに聞いたところでは問題無いですよということだったので、一気に作業を進めてしまいました。写真が少なくてごめんなさい。
ハンドル部分ができました
その6へ続く
Copyright (C) びぃ,2006-12-1,All-Rights Reserved.