ジギングロッドに改造して狙うはイソマグロとのパワー勝負
ハンドルの向きに気をつけてホットグルーでトップガイドを固定します。
次にガイドをテープで仮止めしながら、スムーズに竿が曲がる位置を探します。この位置を計測しながらガイドチャートを作成します。しかしローライダーガイド使用のジギング用スピニングロッド。しかも6フィートのショートロッドとなるとガイドの位置などまるで闇の中です。
そこで参考にしたのは富士工業のサイトにある参考ガイドスペック表です。同じ全長のオフショアルアーロッドのBAIT JIGGING 6フィートのガイドチャートをベースにしました。これから中央~手元のガイド間を少し詰めて、一番手元側のガイドを少し穂先側に寄せるイメージでセッティングしました。
なにぶんスピニングリールの場合、リールと一番手元側のガイドに大きな角度が付いてしまいますので、ベイトロッドよりは角度を浅くしようという試みです。
上から | サイズ(T-LCSG) | 一つ上までの距離 |
---|---|---|
1 | top | - |
2 | #10 | 80mm |
3 | #10 | 90mm |
4 | #10 | 100mm |
5 | #10 | 115mm |
6 | #12 | 130mm |
7 | #12M | 145mm |
8 | #16M | 165mm |
9 | #20 | 185mm |
ガイドチャートを確認しながら、ガイドを置いてテープで仮止めをします。ラッピング全体の仕上がりの寸法を決めて、両端予定地に目印を貼ります。今回はガイドの足の先から5mmとしました。
ガイドの足と両端予定地の真ん中辺りからダブルラップのベースを巻いていきます。GUEDBRODのDスレッド、NCPの#524ダークブルーで巻き、中央にDスレッド、#521メタリックシルバーのトリムを5回巻きで入れます。
ベースラップができたら一度エポキシでコーティングしてしまいます。オーバーラップを巻いた後ではエポキシの染み込みが不十分になるかも知れないからです。エポキシは薄め液を同量程加えて使います。
ガイドの下準備をします。ガイドの足はカーブが強いので、このままではスレッドを掛けると滑り落ちてしまうことが多く、巻きづらいので足を削ります。
両頭グラインダーでガイドの足を削ります。あまり薄くすると強度が不安になってきますので、山を削ってなだらかなカーブにする程度で充分です。
ガイドの足の上を巻き留めるオーバーラップをします。端から始めて、ガイドの足の根元まで巻き進めます。
ハンドルに一番近いガイドに関してはオーバーラップを2回行うトリプルラッピングにします。背の低いローライダーとスピニングリールの組み合わせではハンドル寄りのガイドに大きな力が掛かってしまいそうなので念のためです。
トップガイドにもシルバースレッドによるトリムを入れました。このガイドは足があるのでそのまま巻きます。
その7へ続く
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