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2003年モルジブ釣行記

通算3度目のモルジブ。GTに逢いに南の楽園へ。

2003-09-01

その3

 一夜明けて3日目(9月1日)。いよいよこの日から一日中釣り三昧になります。朝、エンジンがかかる音で目が覚めます。『あぁ、こうして朝を迎えるのがモルジブのサファリボートだよねぇ。』とニヤニヤしながらベッドから這い出します。
 出港する前に早々に顔を洗ってコンタクトレンズをいれます。前回、出港してからのんびり起きたため、船が揺れて危うく目を指で突き刺しそうになった経験から、早めにコンタクトは入れてしまうべし、と教訓にしています。

 デッキに上がると皆めいめいに今日の釣りの準備に取りかかります。港を出てポイントに向かうと風を受けて快適に走ります。やはり雨季にあたるこの時期は風が止む事は少なく、今回のモルジブでもフライの出番はなさそうと痛感しました。

 ポイントに向かう際から少しダルい感じがしました。長時間の移動と気候の変化で疲れが出てくる頃かな、と思います。他のメンバーは特に変化ないようですが、モルジブ最初の晩は皆、ヘンな夢を見たとのこと。やっぱり気持ちが高揚しているんですね。

 さていよいよ朝イチからの釣り開始。Kanditeem(カンディティーム)の港を出て、HAA DHAALU(ハーダール)環礁の西側を釣りながら北上します。ちょっとダルい感じもあるし、まぁのんびりと…と思っていても、GTはやっぱりドカン!と出てきます。

ポッパーで
ツルポップで釣った一本。
今まであまりポッパーを使ってこなかったので目先を替えて楽しんでみました。

 このツルポップは前回のモルジブ行きの時に買ったもの。フックが錆びていたのですが、リングがロウ付けなのでワイヤーカッターで切って、リング・フックを付け替えました。GTルアーは高いから、フックの錆びくらいでお蔵入りにするにはチト勿体無いですね。しかし最近ツルポップ見ないですね。もう作ってないのかな?

もうフラフラ。(^^;)
こちらはペンシルで釣った一本。

 この日もやはり雨が降ってきたりして、時折晴れるのを待ちながら釣っていきました。体調が戻っていないのにいきなり暑い中延々と投げてファイト、というのはちょっとつらいので、ちょうどいいペースで釣りができました。

体力勝負!
おお。これはシンドイぞ!といいながらファイト。

チャンチャン(笑)
あげてみたらバラフエでした。

 バラフエはボーっと中層に浮いてて、ヒットすると根に潜ろうとします。モタモタしてるとホントに引きずりだすのが大変になります。これも潜られちゃったんでしょう。「なんだデカいのかと思ったらバラフエじゃん。」「どうやら潜られたっぽい。わっはっは。」と笑いながらファイトを楽しみました。

 この日はGTを2本、バラフエを1本釣ることができました。終盤になって船はHAA ALIFU(ハーアリフ)環礁へと進み、いよいよモルジブ最北のエリアに入って行きます。釣りに夢中になっているとあっと言う間に夕方になってしまい、Dhidhdhoo(ディッドゥー)に到着。

 のんびりと港に停泊して食事をしているうちに、モルディブのエビが美味い、という話になりました。それなら是非食べたいというリクエストを出したのですが、モルディブの人は普段エビを食べないのですぐには食べられません。ファルークに現地の漁師さんに交渉してもらって、帰りに持って来てもらうことになりました。

 食事後、港の中に停泊しているのですが、船の周りがザァッとうるさいくらい音がします。小魚の群れが港内に入ってきて、それを追ってなにやら大きい魚がいるようなのです。好勝くんと山口さん、僕の3人でライトタックルで正体を掴もうとあれこれやってみたのですが、結局何も釣れずに就寝したのでした。

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 その4へ続く

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