バイクに積める竿が無いので作っちゃおう
修理に取り掛かる迄の長い長い中断は傷心を癒すために大事な期間です(笑)。その途中の2020年9月12日、ちょうど良いリールをキャスティング岩槻インター店の中古販売コーナーで見つけたので購入してしまいました。
スミスのマリエット ラージアーバー M-3です。特に目立つ傷も無く綺麗な状態で、ネオプレーンのリールケースが付属しており、8,400円の値札が付いていました。参考定価は29,000円(税抜)ですから、これは大変お買い得!とゲットしました。
大きさ違いでM-1、M-2、M-3と3種類あり、M-3のラインキャパシティはWF8F+158yd、WF9F+125ydで、自重は133gです。これまで使っていたLamsonのLiteSpeed-3(丸穴・ハードアロイの古いモデル)はWF7+150yds(20lb)だったはず?なので、少し多く巻けそうな気がします。
というのも、やはりリオのスカンジショートバーサティップ#5を巻くと、かなり窮屈そうだったのです。もう少し大きいリールが適正なのでしょう。
またLiteSpeed-3は替えスプールを持っているとはいえ、バスバグテーパーやソルトウォーターテーパー、シューティングヘッドなど、シングルハンドロッドで使うラインがいくつかあるので、逐一巻替えるのが面倒だったこともあります。
メーカーサイトにあった説明は以下の通りでした。
---ここから---
このたび発売しましたマリエットラージアーバーリールには、従来に無い新機能が装備されています。
それらは、ご好評いただいています<マリエットMRリール>及び<CMRリール>を基に、改良を加えたモノで、魚とのやりとりの際のとっさのドラグテンション変更、ロッドバランス重視の徹底した軽量化、さらにはメカニック部分を保護する二重ハウジング機構、軽いフレーム構造と頑丈なメカニックの合体。
ア-バー内のスペースに組み込んだメカニック、メカニックの保護をしているハウジング内壁面を利用しての造音機構、造音機構のために作られたギアの凹凸利用による肉厚の軽減化、スペーステクノロジーの合理的な活用によりコンパクト化と軽量化を可能にしました。
まさにラージアーバーゆえに作りえた機能と形で、マリエットのさらなる進化は、これからの釣りをさらに楽しくすると確信しています。
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ライトゴールドのこのリール、各部を見ていくと…
背中側のドラグのノブは大振りで扱いやすい感じです。ツマミの凹凸がもうちょっとはっきりしてたら、なお良かったと思います。
スプール交換は中央の軸にあるネジを緩めます。これはウェーディング中に外したくないヤツだなぁ。ポロっとネジを落としてしまうと即時終了になってしまいます。
ブレーキのシステムはバラしてみないと分かりません。バラしても分からないかもしれないし、高い確率で戻せないでしょうから不用意にイジりません。
巻き方向の変更方法【右手巻き→左手巻き】
①写真の赤丸2か所のマイナスネジを緩める
②中央の部品を白丸のピンがRからLになる位置まで半時計回りに回す
③マイナスネジを締めて完了
のはず(笑)です。
ちなみに説明文の『造音機構』が青丸の部分です。スプリングの先に付いた白い樹脂パーツがシステム部の壁の内側に刻んである凹みに引っ掛かってチキチキと音を出します。面白い仕組みですね。
実は2021年にスミスはフライフィッシング用品から撤退を決め、2022年からマリエットリールも販売がなくなってしまいました。僕は2022年の販売終了後に知ったのですが、これまで日本のフライフィッシングを牽引してきたブランドとして知られていただけに寂しいですね。
そうなると、後になって替えスプールが欲しくなってもきっと手に入りにくくなります。いつまで部品の在庫があるのか、販売してくれるのか分かりません。どうせ買うなら今のうちにと考えたのですが、新品定価は17,500円(税抜)ととても高いのです。
ならば替えスプールの出品が無いか?とヤフオクを監視し始め、一か月ほど経った頃だったか、2022年6月に見つけて6,150円で落札しました。届いてみると使用感の少ない美品で、こちらも大変お買い得でした。
スミスの撤退後、程無い時期だったので各販売業者も在庫を捌きたかったのでしょう。割とすぐに出てきた印象です。これが一段落すると出品が少なくなり、人気のあるモノはポン!と高騰したプレミアム価格になるのでしょうね。
このリールには、バッキングラインの上にランニングラインのEXシューティングライン .022 フローティング(KenCube)を巻きました。ヘッドは前掲したリオのスカンジショートバーサティップ#5です。
このパックロッドでは上記のライン以外を使う予定がありません。従ってスペアスプールは不要とも言えるのですが、このタックルと同時には使わないだろうと思うラインをスペアスプールに巻いておけば、スプール交換だけで別の竿にこのリールを使えます。
そこで、8番のシングルハンドロッドでシンキングのシューティングシステム用と決めました。主にBS(ボトムスキャニング)で、他には湖・海でリトリーブの釣りです。
バッキングの上にランニングラインのパワーフレックス・シューティングライン・インターミディエイト(RIO)を巻いて、ヘッドはウェットセル・ユニフォームシンクST-8SのType2,3,5(Scientific Angler's)を使い分けます。
その8へ続く
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