バス用スチールロッドのレストア記
何はなくともリペアの一歩はバラすことから。ガイドを取るところからいきたいと思います。まず現在のガイド位置を確認します。ブランクのバット部分から各ガイドの長さを計ります。こんな感じ。
ガイド | グリップからの距離 |
---|---|
手元#1 | 40.6(cm) |
手元#2 | 71.5(cm) |
手元#3 | 99.1(cm) |
トップ | 123.5(cm) |
次にラインをガイドに通してガイド位置のチェックをします。現在の位置で良いのか目で確認します。するってぇと案の定というか、懸念どおりというか、やっぱりロッドを曲げてみるとラインがブランクに当たる…。
だって123.5cmというブランク部分とは言えガイドが4個だけなんだもん。普通に考えりゃねぇ。昔の人はこれでいい、と割り切っていたのかな?確かに実害が無いと言えば無いんですけど。とりあえず新しいガイドを買って数を増やすことも考慮に入れておくことにします。
ではガイド外しにかかります。一般的に言われる手順どおり、新品の刃のカッターでガイドのフット上を切り、スレッドを剥いていきます。ポロポロと塗料が剥がれながらとれました。このガイドにはALLANと刻印が打ってあります。ALLAN社というメーカーがあったのでしょうか?残念ながら寡聞にして知りませんでした。
こうしてとれたガイドは次回使うかどうかアヤしいのですが、洗剤にでも漬け置き洗いします。今回はフィルムケースに入れたルック「トイレの洗剤」に漬けておきました。(^^;)
さてガイドがとれたらグリップより上は一本棒になるわけです。が、ガイドがとれた周りとのコーティングの段差がついてしまうので、耐水ペーパー#180でペーパーがけをします。今回は全面コーティングをとって再コートをかけますので、ガッシュガッシュとかけまくります。
以前ガイド交換をやったDAIWA AWB-561-LRはガイド位置の変更がほぼ無かったのと、再塗装・全面コーティングが困難だったため、段差だけとってラッピングしちゃいました。やっぱり竿の塗装は困難です。コレ!という方法が見つからない。塩ビのパイプでも買ってきてドブ漬けしようかなぁ…。
今回はお買い物だけになっちゃいました。まずはガイド。すでに書いたように新宿の風来堂にSEYMO社製のガイドが売ってあったので、これを買いました。
が!やっぱり高い!Fuji社製のS.i.Cのリングが入っているとはいえ、トップガイドとダブルフットのガイド6ヶで¥6,350-ナリ。他にミルドラム社・パーフェクション社のガイドもあったのですが、カーボロイ・ハードクロムなので、う~ん…。
まぁ高いのはまだいいんです。パッケージの中にあるトップガイドの穴の径が書いてなかった。トップだけ売ってるパッケージには書いてあるのに。これじゃぁ片手落ちじゃござんせん?結局店員さんに持っていった元のガイドとパッケージのガイドとをノギスで測ってもらいましたよ。それでも少し大きかった…。ちゃんと商売しようよ、風来堂さん。(って見てないか)
次にPEライン。家の近所の量販店フィッシャーマンで買いました。よつあみ社のパワーハンターブラック・イカ専用。(^^;)これはなんと300m巻きの6号。いや~やっぱり5号以上のPEでメーターマーク無しってのが無い。これぐらいの太さだと船釣り用しかない、ってことでイカ釣り専用ライン。納得です。
やっぱり¥6,000-ほどの散財になってしまいました。まぁ当分使えるから多い分には良し、としましょう。それにしてもフィッシングの店員さんは東レ・ゴーセン・クレハetcいろいろカタログ見て調べてくれました。こんなヘンな要求に親切に応対してくれてウレシイっすね。
その3へ続く
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