入門するのに竿作りから始めちゃうド阿呆の記録
実はコーティング作業中にフライフィッシングフェスタ2005のキャスティングスクールに申し込んでしまいました。
開催一週間前の5日に指折り数えて、もしかしたら間に合うかも知れない…と思い、サイモン・ゴーズワース氏によるスクールに申し込みをしてしまいました。こうなると作業をサボる訳にはいきません。
さて全てのコーティング作業が終わって硬化し、使用に耐えるようになったのが、なんとスクール当日の朝という無謀なスケジュール。朝起きて、出発前に富士工業のホットグルーでトップガイドを接着しました。
接着した竿をそのまま慌てて車に積み込み、会場となる多摩川へ急行です。
今回のスクールはサイモン・ゴーズワース氏の他に、スペイキャスティング世界チャンピオンのイアン・ゴードン氏、アンダーハンドキャストの創始者ヨラン・アンダーソン氏も講師として参加されています。何と贅沢な。できれば全員のレクチャーを受けたいものです。
公園の駐車場で準備をしていると参加者のお一人に声を掛けられ、一緒に会場の河川敷へ行くと、参加者は既に集まりのんびり雑談ムードです。この日は一日お話し相手になっていただきました。
主催のスタッフから名前プレートを配られ、準備を整えると、見覚えのある名前を見つけました。以前スペイロッドを物色していた際にHunting Fly Fisherというサイトの掲示板で相談させて頂いたせーいちさんがいらっしゃいました。
もちろん実際に逢うのは初めてで、イアン・ゴードン氏のスクールに参加でした。ご挨拶すると覚えていて下さってて、竿できたんですかと仰ってくれました。ご一緒に参加されていた方も一緒に上達しましょうと声を掛けて下さって、竿を仕上げる前にスクールに申し込んじゃうようなド阿呆にも優しい人ばかり。スペイキャスティングにハマっている人達のコミュニティができていて、すっごく良くして貰いました。
さて、スクールはというとサイモン・ゴーズワース氏、通訳をしてくださった東さんも、こんなド阿呆に優しく丁寧に指導してくださいました。竿の基本的な動かし方も分かっていない初心者は、教えてもすぐにキャストがおかしくなってしまいます。それでも呆れず熱心に見てくれるのはありがたいですね。
途中、陸にあがって休憩していても近くにいる人が何とはなしに声を掛けてくれます。何人かの人とお話をしたのですが、サイモンさんの参加者のお一人が、後でせーいちさんに聞いたところ、Hunting Fly Fisherの共同管理人のCowboyさんだったりと、これまたビックリ。結局ご挨拶できないまま解散になってしまったのが残念です。
お昼休みにはデビューしたばかりの胤舜をせーいちさんに振ってもらって感想をお聞きしました。
REEL: Cabela's CR10+
LINE: RIO MidSpey 10/11F
LEADER: VARIVAS Salmon/LightSalt 10lb15ft
やはりファーストアクションで、このラインでは軽く、バット部のパワーを生かしきれないかも?ちょっと勿体無い、トリコロールスペイの方がいいかも?とのことでした。でもあまりバットのパワーを使うことに拘ると折れちゃうから程々に、と笑ってらっしゃいました。
他にも何人かの方にどうですか?この竿?と聞かれましたが、なにぶんこの竿でデビューしたばかりですからお答えできませんでした。
今回のスクールではいかにロールキャストがちゃんとできてなかったかを改めて実感し、左手の引き手が使えていないことが一番の問題でした。シングルスペイ、トラディショナルスペイの切り替えしまでを教わり、とにかく基本的な動作をきちんとマスターすることが今後の課題です。
練習熱心な参加者の皆さんは終了時刻の16時を過ぎても投げ続け、暗くなるまでサイモン、イアン両氏は川に入り続けで指導にあたっていました。イアン氏はこれまで日本で行われた他のスクールでも同様だったそうで、二人とも技量は言うに及ばず、素晴らしいインストラクターですね。
陸に上がってからサイモン氏にサインと記念撮影をお願いすると、快く引き受けてくれました。僕のスペイキャストは素晴らしい人達に囲まれてシアワセなデビューとなりました。
彼の著書にサインしてもらいました
さて無事デビューも果たしたことですし、一応は完成としまして、今後トップガイドの飾り巻き、竿袋の作成を考えています。
その9へ続く
Copyright (C) びぃ,2005-12-12,All-Rights Reserved.