フロートチューブでバスバギング用
高番手ショートバンブーロッドを求めて
前回の製作から間が空いてしまいました。それもこれも本格的釣りシーズンに突入したためです。こんな時期に竿作りをしたことは無いんじゃないかな?と思いつつ、無事一本目の竿の入魂を果たすことができたので、安心して二本目に取り掛かれるというものです。
実は3か月ほど前にプレーニングフォームを購入しました。当然家で作業できるスペースなど無いのですが、アトリエに保管して頂けるので今後引っ越した時にでも…と思い、お買い得な商品があるうちに買ってしまいました。
今回はこのMyプレーニングフォームを使って作業を進めます。まずはテーパーチャートに基づいてデプスゲージで設定作業をします。特段困ることなく設定できました。
久し振りのプレーニング(カンナ掛け)です。最初のうちはスイスイとできたのですが、次第に刃の切れ味が悪くなってきます。そうするとフォームをガリガリ引っ掻いてしまいます。先生に指摘されて切れ味が悪くなっていることに気づく始末で、慌てて刃の研ぎ直しをします。
バットセクションの6本をガシガシ削って、久しぶりの順調な製作作業…と言いたいところですが、やはりカンナの掛け方が悪いせいか、Myプレーニングフォームは早速キズだらけになってしまいました。まっすぐガタ付かないようにカンナを掛けるのは難しいですね…(T_T)。
さらに製作に間が空いてしまいました。シーズン真っ盛りに竿の製作などやってられん!今釣りに行かずして何時行くのか?と言うのが釣り師の偽らざる本音でございます。その間、一号竿ではシイラ・カツオと戦果をあげましたからヨシです。やっぱり夏は作った竿を使わなくちゃ。まぁアトリエの気温が40度に近づき、とても作業ができない(笑)ってのもあります。
随分久しぶりの製作作業。前回ドコまでやったっけな…と記憶を辿ると、バットセクションの本削りを80%くらい終えたところです。
カンナをピンピンに切れるように入念に研いで、きっちりと仕上げ削りを行いました。
この日はティップセクションの削り作業に入ります。プレーニングフォームを裏返すと元はこんなに綺麗だったのに…と思うほど、バット側を削ったことが思い出されます。デプスゲージで設定を行い、削り作業に移ります。
思えばカンナの刃が出すぎていたので、フォームを盛大に削っていたのではないか?と思い至り、ティップ側はあまり刃を出さないようにして削っていきました。竹に刃が食い込んで折れたりしてはタイヘンですしね。
少しずつ削るようにしていると、やはり工程は進みません。綺麗なフォーム表面を確保したもののスプリット2本を8分仕上げまで進めるのがやっとでした。
ティップセクションの6本を仕上げました。このティップセクションはノード(節)の曲げ伸ばしが不十分だったこともあり、苦労しました。おそらく貼り合わせ後に若干の隙間が出てしまうのではないか?と思います。
その3へ続く
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