トップ創作日誌

またもやバス用ショートロッド

同じような竿、2本もいらんやろ?でも…。

2003-12-19~2005-12-18

その1 出会い

 ある日、サンスイ池袋店で変わったフライロッド用のブランクを見つけました。Cairnton(キャリントン)というブランドのBROOKY(ブルッキー)というシリーズのもので、長さが6ft1inの1ピース、ライン指定は#5という表示でした。売り文句は『フローターのバスフィッシングにいかがですか?』というもの。

 このブランクを見つけた時はかなり迷いました。既にソリッドグラスのバス用ロッドの製作には入っていたので、はっきり言えばあまり用はないはずなんです。でも気になる。すごく欲しい。こんなに悩んでるってことは…って言い聞かせて買ってしまいました。アホです。

 2003年10月、蕨・札幌に店舗のあった佐々野釣具店が閉店し、在庫・サービスをサンスイに譲渡しました。このブランクはその佐々野釣具店からサンスイに引き継がれた物のようで、商品説明文も佐々野の物が貼ってありました。

組み立ての構想

 この竿の仕上がりをイメージしつつ構想を練ります。ブランクは深い青色(濃紺)。曲がり具合は非常にしなやかで細い竿です。基本的なコンセプトはスタンダードな外観。高性能チューブラーカーボンですから、これと言って特徴的な素材でも色合いでもないので、できれば普通に買った竿っぽくしたいです。

 そこで各パーツをどうするか。アレコレ考えてみます。

・ガイド
 普通っぽくスネークガイド。サイズはやや小さめ。カラーは銀。定番ルックスで。

・トップガイド
 SiCリングでもいいし、パイプ+ワイヤーでもいい。

・ストリッピングガイド
 SiCリングのパーフェクションスタイルが希望。

・スレッド
 ブランクと同系色の深い青。トリムを入れるならメタリックの銀?

・グリップ
 もちろんコルク。形はハーフウェル。

・リールシート
 ウッドを使った物。アップロックスクリューでエクステンションバットは無し。

・フックキーパー
 できれば付けたい。

・ワインディングチェック
 少々飾りがあるもの。

・バットラップ
 若干欲しいなぁ。

・ネーム
 レタリングシートを使用する。

 こうやってブランクを眺めつつアレコレ考える時が一番楽しいかも。作る際になって当初の構想から離れていくこともありますが、それもまた一興です。

その2へ続く

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