同じような竿、2本もいらんやろ?でも…。
以前に悩んで作業がストップする原因となったネーム入れですが、あれこれ悩んで結局レタリングシートを使うことにします。
仕事帰りに銀座の伊東屋でレタリングシートを買ってきました。白いレタリングシートで小さいものが無かったので、MAXONのTIMES BOLD 14pt小文字(1514L)を使って、シャフトにブランド名である『cairnton』と貼り付けます。
次にI・C LETTERINGのGROTESQUE 8pt(1908N/L)を使って、竿の長さ『6'1"』、ライン指定『5wt』と貼り付けました。
この上からエアブラシを使って水性ホビーカラーのクリアブルーを吹き付け、あらかじめ印刷されていたBROOKYの文字の色に合わせます。しかし塗ってみると、やっぱり厳密には色が合いません。その後クリアを薄めに吹いてコーティング時に少し色が抜ければ良い感じになるかも知れません。
この上からFlexCoatLITEでコーティングをします。塗りムラが出ないように薄め液を倍ほど入れて薄く作ります。同時に3回目のコーティングも行います。ところがコーティングでクリアブルーが流れてしまいました。
仕方がないのでこの上からもう一度塗装します。今回はBROOKYの文字の上にも少しクリアブルーを吹きました。
一日乾燥させた後、色留めをします。今度は流れないようにFlexCoatLITEを薄め液で薄くしてエアブラシで吹いてみます。エアブラシが詰まってしまいそうであんまりやりたくない方法なのですが念のため2回吹きつけて色留めをしました。きちんと薄め液で洗浄すれば大丈夫なようです。
広い面積のところを筆で塗ると塗りムラが出易いので、FlexCoatLITEを上からたらしてみました。ぶ厚い塗膜になりましたが、綺麗にできたようなので2日ほど乾燥させます。
ところがラッピングドライヤーで乾燥させているとグリップ側に塗料が偏ってしまいました。グリップ側のモーターの位置が低かったのです。慌てて高くして元に戻そうと思ったのですが、平滑には戻らず、瓢箪型になってしまいました。
長い制作期間になってしまいました。既製品のように綺麗には仕上がっていませんが、手を掛けた分だけ愛着も湧くというものでしょう。
その8へ続く
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