トップ釣行記

イエローストーンへ行ってきた

ライズの釣りに入門するためアメリカへ

2006-09-12

その5

 釣り3日目の12日、この日も気持ちいい青空の朝でした。お隣の部屋に宿泊されている細川さんと迎えにきたジミー大森さん、そして奥さんの良子さんと朝食をご一緒させて頂きました。
 この日の朝も、昨日朝食を食べたRunning Bear Pancake Houseで。ジミーさんからはパンケーキは世界一旨いんじゃないかという評判ですよとのこと。昨日はトーストだったので、ここはいっちょうパンケーキを、と食べてみると、確かにふっくらしていて旨かったです。
 朝食を食べながら印象的だったのは河合さんとジミーさんの情報交換でした。細川さんとジミーさんは今日ヘンリーズフォークに行くとのことで、河合さんは我々が昨日行って見て来た状況、トラウトハンターのRick氏やナルシマさんなどから聞いた情報を説明していて、こうした横の繋がりというか、ガイドの情報収集の重要性を知りました。

 さて今日は公園内のソーダビュートクリーク(Soda Butte Creek)、ラマーリバー(Lamar River)そして状況次第でスルークリークを釣る予定です。
 この日もドライブ中にグリズリーと思しき動物を見たりととてもラッキーだったのですが、お腹の調子が悪くなり途中トイレに度々立ち寄るハメになりました。
 とくにカメラを構えてると調子が悪くなるようで電磁波でも出てるみたいっすと河合さんにご迷惑を掛けてしまいました。

 この日はパークの西ゲートから混雑していて往来の車が多く、最初の目的地ソーダビュートクリークに着くと、すでに数台の車が駐車場に止まっていました。
 混雑している場所で釣るのもどうか…ということでラマーリバーへ転進しました。

記念に
公園の西ゲートにて。

準備した道具


 ラマーリバーの草の生えている岸際にトラウトが定位して、コガネムシやバッタが落ちてくるのを待っているとのことでした。このポイントを狙います。
 岸際のポイントを狙う前に河合さんから若干の講義を受けました。ティップアクションの竿でのキャストがイマイチ良くないので、ホールのタイミングなどを教えてもらいました。考えてみると胴から曲がる竿を好んで使ってきたので、竿の調子に合わせたキャスティングをちゃんと意識していませんでした。慣れない竿を使うとアラが出てしまうようです。

 講義の後は草の生えている岸際ギリギリに投げて、待ち受けているトラウトを狙います。使用フライはピンクプーキーというフォームホッパー。河合さんのお店Hatch Findersの看板フライです。

可愛いフライ
ピンクプーキー

 草の生えている岸際に投げると早速パシャ!と飛沫があがりましたが、フッキングできず。もう1回ストライクがあったのですが、これもダメ。どうやらバスのトップウォーターの影響かフッキングが遅いようです。虎の子の2回のチャンスだったのですが、残念なことにフッキングできませんでした。
 この先の下流では河合さんが1匹釣り上げ、さすがにきっちり逃さないところを見せてくれました。

 さて。この日もとても天気が良いので、ラマーリバーではこの後のハッチの期待が薄いようだ、ということでスルークリークに移動しました。初日と同じ駐車場で昼食をとった後、今日は上流から入り、次第に下って行って初日のプールまで釣って行く、というルートを取りました。

 途中の瀬から川が曲がっていくところでライズを発見したので、あれやこれやと試したところ、ラスティスピナーに一回パシャと出たのですが、これもフッキングできませんでした。
 お腹の具合も良くないし、うまく行かないなぁとうなだれて、初日のプールへとトボトボ歩いていくのでした。

がっくり
スルークリークでうなだれるの図。

 初日のプールにやってくると、やはりライズはあるのです。当然魚もおります。

ほらほら
ね。いるでしょ?

ライズだ
案外やっとるんですわ。コレが。

 今日は初日と違ってドレイクは出ていない模様。サイズの小さいベイティスが出ているだけのようで、ラスティスピナーやCDCダンなどを使ってみましたが、やっぱり食ってくれない。まだまだデッドスローに流すトレーニングが足りないようです。

何ていうのかな?
この日はこんなのが出ていたそうです。

 結局初日の最後に無視されまくったように、この日もトラウトが食いついてくることはありませんでした。キビシー。
 いやいやライズの釣りは一日にしてならず。スルークリークの緩い流れでキチンと流せるようになれば、どこへ行っても通用しますから頑張りましょうと励ましてくれる河合さんの言葉を信じて、明日も精進です。

 この日はウェストイエローストーンの街には帰らないし、お腹の具合も怪しいし、ということで早めの終了です。イエローストーン公園の北ゲートを通ってイエローストーン川沿いにリビングストンへと向かいます。本拠地を替えて明日以降は違う川への挑戦です。

記念撮影
イエローストーン公園の北ゲートの門です

みんな撮ってます
夕暮れに染まる雄大な景色をバックに観光客も記念写真

 リビングストンの街に着いたらすっかり日も暮れていて、河合さんおすすめのMontana's Rib and Chop Houseというレストランで夕食です。
 ここのベースボールカット・ステーキは野球のボールより大きいサイズ。さすがにまん丸ではなかったものの美味しかったです。サイドメニューのガーリックマッシュルームもグッド。アメリカのボリューム満点の料理に癒されて、モーテルで眠りにつくのでした。

その6へ続く

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