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イエローストーンへ行ってきた

ライズの釣りに入門するためアメリカへ

2006-09-13

その6

 釣り4日目の13日はリビングストンのレインボーモーテルで起床です。この日はデピュースプリングクリーク(DePuy Spring Creek)での釣りです。
 まずは河合さんとディーン氏のショップHatch Findersへ。店の看板娘(?)のプードル、プーキーちゃんにご挨拶し、スプリングクリーク用のフライを1ダースほど購入してから、ゆっくり出発しました。

 デピューは牧場の中を流れています。この牧場は私有地ですので、ハイシーズンには$100の料金が必要になります。水源は湧水なので一年を通じて水温が安定しており、水生昆虫のハッチも安定しているのが特徴です。フライフィッシャーマン憧れのスプリングクリークで釣りができるのは楽しみです。

 牧場主のお宅に寄ってエントリーフィーを払って、橋の上流側に車を停めて準備を済ませたら、早速川に入っていきます。
 川に入ると魚がウヨウヨ泳いでいます。アチラコチラでライズを繰り返す魚達に囲まれていると、竿二本分(5~6メートル?)くらいまで魚がやってきます。

動画

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すぐ近くにやってくる魚 1min2sec

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 これだけ近くにいるのですからすぐに釣れそうなものですが、小さいドラグが掛かっていると魚はしっかりrefuse(拒絶)します。たくさん本物のエサになる虫が流れているので、少しでも怪しいと思ったものは食べません。
 その中でようやく食わせてもなかなかフッキングできないので、分からないことだらけになっていきます。

動画

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苦心惨憺の図 33sec

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 結局このポイントでは魚を釣ることができませんでした。河合さんにアレコレ尋ねて基本的なラインコントロールの練習に終わってしまいました。残念。

 その後岸際でのフォームビートルで探ったりするものの、次第に風が強くなり、キャストが厳しくなってきました。
 下流のEva's Hut(エバさんの小屋)の脇に移動して、昼食にします。ベンチに座ってのんびり川を見ながら食事をとるのはとても幸せなひとときです。

ええトコロや
Eva's Hut。心が和む場所でした。

こんなところが近くにあればなぁ
デピューの流れ。リビングストンから30分で来れるなんて羨ましい。

 一息ついた後、この小屋の前から川に入って釣り再開です。下流のカーブはベンソンズ・ベンド(Benson's Bend)と呼ばれるポイントだそうで、昔ベンソンさんがいい思いをしたんでしょうねと尋ねると、このベンソンさん、今もリビングストンにご健在だそうです。

ザブザブと
ベンソンズベンドを釣る

 少しずつ釣り下っていくと、足元の藻の中から魚がピュッと走っていくのが見えました。この先の藻の中にもいるかも知れないと思い、岸際の草が出っ張っている沖合の藻の上を丁寧に流すと、スパッとトラウトが食ってきました。
 なにぶん出るかも知れないと思っていたところで出たもんですから、今回はフッキングできました。無事取り込んでみると綺麗なカットスロートでした。

動画

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デピュー初めての一匹 16sec

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 ようやく一匹釣ることができました。その後ベンソンズ・ベンドの最下流に流れの緩いところで頻りにライズがあります。ここまで釣り下る最中に、もう一匹釣ることができました。

やったぁ
憧れのスプリングクリークでの1匹

 この後、次第に風が強くなり、日が傾くとともにライズの数は増えていったのですが、なかなか魚が食ってくれません。夕暮れになってもどうしても獲れないライズをどうにかしたくってアレコレしますが、技量が足りないようです。
 河合さんにもあれ、獲って下さいとお願いするも、この魚達がどうしてもフライを食ってくれません。10種類以上のフライ、アプローチをアレコレ変えて試しても、脇でライズするだけで釣れないのです。

動画

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獲れないライズに悶える二人の図 53sec

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 見とれよ~。このフライで一発じゃ~!とかおカァちゃんに言い付けたる~!とかいてこましたるがな!コイツめ~!など、およそアメリカののんびりした牧場に似つかわしくない二人の関西弁(河合さんは京都、僕は大阪出身)が飛び交う中、結局デピューのカットスロートは手強かったワケでありまして、日の暮れる20時頃まで手を尽くしても釣れませんでした。
 今日のところはコレくらいにしといたろとお決まりの捨て台詞を残し、肩を落として帰路に付いたことは言うまでもありません。(;_;)

その7へ続く

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