最良の機会を得て最狂の企画が動き出す
3度目のバンブーロッドビルディングスクールは2008年12月14日(日)になりました。
今回は新しく来たヤマさんとエノさんと3人です。ヤマさんは過去4年で14本のバンブーロッドを作っているアマチュアビルダーで今回は旋盤のスクール。エノさんは和竿を作っている方で釣りはいろいろされるオールラウンダー。今回は六角貼り合わせのバンブーロッドに初挑戦です。
僕はといえば前回はまるまる1日、曲げ伸ばしの工程に費やしてしまいました。随分とスローペースなので頑張って進めたいと思います。
今日は荒削りからです。レオンクラフト特製のミーリングマシンでおおよその形状に削ります。バンブーロッドのビルディングで最強のボスキャラ最も高嶺の花の電動工具です。早々に出てきましたね~。
これをサイトで確認すると本体サイズが30cm×60cm×22cmで重さ24kg。ひとり暮らしの僕の部屋に置ける場所などない立派なモノ。フル先生のような工房スペースがあるからこその道具です。
価格は168,000円!さらにテーパー加工ができるモデルは189,000円!変態ちっくな竿を作ってみたいだけで製作を生業とする気もない僕にはこれほどの設備投資は耳血を出してもできやしません。だからこそこのバンブーロッドビルディングスクールのありがたさ、最良の機会を得たと痛感するのです。フル先生ありがとうございます。
この後プレーニングフォームで本削りを行うので、余裕を1mmもって削ります。対面幅はトップセクションを5mm、バットセクションが6mmになるよう、3回ほど掛けて段階的に削ります。この段階ではまだテーパーは付いていません。三角柱に削りあがります。
ミーリングマシンは右から竹片を差し込んで、真ん中のアンギュラーカッターで削り出します。気を抜くと飛び出してきますし、先生からは爆発することもあるから気を付けてとのお言葉が掛かります。
いきなり大きく削ろうとすると竹とカッターの抵抗が大きく、結構な力が必要です。ぎゅ~っと押し込みながら竹を送り込んでいきました。
この作業の途中に旋盤スクールのヤマさんの工程に便乗して、未着手だった僕もリールシート材の切り出しをしました。
角材に切断できたら、次は中心に穴を開けます。まずは角材のコバにマジックで対角線を引いて、中心を出します。
ボール盤を使って中心に穴を開けます。ハンドドリルではとてもできない作業ですので、ここでも電動工具のボール盤が必須となります。これはルアー製作を始めた10年以上前から恋焦がれた道具です。僕も欲すぃ…。
中心に穴をあわせるため、専用の治具を旋盤で製作されてました。写真を撮り忘れましたが思わず欲しくなるいいアイディアでした。
午前の部の作業はここまでとなりました。
その6へ続く
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