最良の機会を得て最狂の企画が動き出す
2月15日にバンブーロッドビルディングに行ってまいりました。
10時過ぎにアトリエに到着すると先生は帰宅していないとのことです。先日入手したル・グラン・ソワールのアルディ704paraを一旦置かせてもらって、先生の帰宅までカインズホーム川島インター店へ今日使う部品を買い出しに行きました。
買い物後、アトリエに到着すると、既にエノさん、ヤマさんが先生と一緒にアルディの品定めを始めておりました。どうやって作っているのかな?バラしてみるか?などと恐ろしいコトを仰っているではありませんか(笑)。
ル・グラン・ソワールのサイトから入手した情報でなんとかアルディの命を永らえることができました。まぁバラさないと作れないってんじゃcraftmanは名乗れないですけどね(笑)。たちまちバンブーロッド製作談義に花が咲き、今日もまた開始が遅くなってしまいました。お昼を過ぎていたんじゃなかろうか?
今日の作業はブランクの切断からです。前回の活動で計測したところ穂先から4cm切り落とすと設計通りの寸法になるとの結果が出ましたので、その寸法通りに切り落とします。
切断する箇所に目印を付けたらバンドソー(電動ノコギリ)でブランクの余分を切り落とします。
切り落とした竹片は用が無いのですが、そのままゴミ箱直行ではあまりに寂しいので、記念に取っておくことにしました。改めてブランクの断面をまじまじと眺めてみます。
中心までパワーファイバーが詰まっていて、材料の竹が良質であることは言うに及びませんが、形がちゃんと六角形になっていて、先生の指導のおかげが現れています。良かった。
とはいえ一人でドンドン進めてしまったところはしっかり隙間ができてしまいました。あいたた…。初めての一本なので修行不足がバッチリ出てしまいました。
ここでカナさんが来てメンバーが4人になりました。またもや話が盛り上がってしまって昼食です。遅く来たせいとは言え、午前の作業は切断だけ…って喋り過ぎたぁ。
とはいえお喋りの中でハンドル周りの仕様を最終的に決定しました。何もしなかったワケじゃないんですよ、一応(笑)。
前回の活動の後に考えていたエルゴノミクスグリップ(握った際にフィットする形)は今回は採用しません。ポール・ヤングへのリスペクトやオマージュといった気持ちが無いわけではありませんが、最初の一本めから冒険して失敗するといつまで経っても完成しない気がします。フルウエルのグリップの後ろを絞ってリッツっぽい形にすることにしました。
エクステンションバットはステンボルトを埋め込んで自作し着脱可能とします。そのためエンドキャップに穴を開けて、この中にステンナットを埋め込んでネジ留めします。
リールシートはコルク。エクステンションバットによって掛かる負荷に耐え切れるか不安がありますが、ステンナットをエポキシ接着剤で頑丈に固め、ナットの直前にまでブランクを通すことで強度を稼ぎます。
金具はニッケルシルバーのものを購入しましたので、染色剤で染めます(ガンブルー)。ヤングの竿にはこの染色(ブルーイング)したものが多いそうです。やっぱりヤングの竿っぽいところは残してあるつもりなんですヨ。
ここまでワイワイガヤガヤやってすっかり14時を回ってしまい、今日もまたお昼ごはんをご馳走になりました。いつもいつもありがとうございます。鶏肉がたっぷり乗ったうどんを頂きました。美味しかったです。
その14へ続く
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